メルセデスは、2017年F1マシン『W07』を始動。2016年型F1エンジのサウンドを公開した。2014年に1.6リッター V6ターボエンジンを搭載したパワーユニットが導入されて以来、そのエンジンノイズは非難の対象となってきた。FIAは、今年から新しいエキゾースト規約を導入し、F1マシンのサウンドはよりラウンドになるとされている。2016年のF1マシンは、“ウェイストゲート”を通過した排気専用の独立したテールパイプを設けることが義務づけられる。
これによって、F1で再び排気音のデシベルは増加すると期待されている。今回、メルセデスが公開した動画では、その2つのウェイストゲート・エキゾーストも収録されている。メルセデスAMG ハイパフォーマンス・パワートレインのディレクターを務めるアンディ・カウエルは「ノイズはスポーツにとって重要なものだ」とコメント。「今年、テールパイプは後ろまで貫通している。それを遮ることは許されないし、ウェイストゲートの出口は貫通していなければならない」「我々が以前に抱えていた問題は、ウェイストゲートがテールパイプに繋がっていたことだ。だが、ほとんどウェイストゲートは閉じられており、テールパイプと接続されているただの行き止まりだった」「それはサイレンサーのようなものだった。サイレンサーを見れば、詰め物がかぶせられた穴の開いたチューブがある。その行き止まりはサイレンサーと同様の機能をしていた」「ダイナモで計測したテールパイプからのノイズは大きくなっている。テストではトラックでのノイズが具体化されるだろう」関連:メルセデス、W07を正式発表


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