メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、2016年F1マシン『W07』が昨年モデルの“進化型”になると述べた。F1に新たなエンジンフォーミュラが投入されて以降、圧倒的な強さを誇ってきたメルセデス。トト・ヴォルフは、2016年F1マシン『W07』について「レギュレーションが安定しているので、見て分かる変更点は数か所だけだ」とコメント。
「バルセロナでは、専門家でない限り、違いはあまりわからないだろう。だが、2回目のバルセロナテストでは明らかに異なる点がいくつかあるかもしれない」トト・ヴォルフは、従来のものを進化させる方針に自信を持っている。「過去にも、進化より変革を試みたチームの例は多い。その多くは、開発の終末期に達したので、能力を引き出す新たな方法が必要だという考えに基づいていた」「思い浮かぶのが、2012年から2013年にかけてのマクラーレンだ。だが、手短に言えば、我々のクルマは昨年モデルの進化型であり、新たに1〜2点の興味深いコンセプトを付け加えている」「しかし、まだライバルを見ていないので、差がどうなるかを掴むのは難しい」関連:メルセデス、W07を正式発表