メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、メルセデスが2016年にレッドブルへのエンジン供給を拒んだことを非難されても動じることはないと述べた。ルノーのパワーユニットに不満を抱いたレッドブルは、まずはメルセデスに供給を求めたが拒否されている。
トト・ヴォルフは、そのような取引を進めてもメルセデス・ベンツにとって利益はないと考えていた。メルセデスの動きは、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーを動揺させ、ホーナーはチームを難しい状況に陥らせたとしてトト・ヴォルフの影響を公然と責め立てた。「ニキ・ラウダはそれを実現させるために尽力したが、残念なことに、とりわけトトはレッドブルのクルマにメルセデスが搭載されるのを見ることに熱心ではなかった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。しかし、トト・ヴォルフが、クリスチャン・ホーナーやレッドブルに対して同情はしていないと述べ、自身の役割はスタッフを保護することであるため、攻撃を受けても気にはならないと述べた。「日和見主義的な環境であり、私は常に自分の意見を明白にしていた」とトト・ヴォルフは述べた。「私の主要な目的はチームとメンバーを保護し、政治的な圧力によって間違いに引きずり込まれるのを避けることだ。「プラットフォームの利益に妥協が必要なこともあることは理解しているが、妥協がチームやここのスタッフにとって有害であるならば、私は妥協を受け入れるつもりはない」「その結果として攻撃されるならば、私はそれを受け入れる。私にとって重要なことは、チームの人々が私がなぜそうしているかをわかってくれているということだ」「私は自分たちのためにそうしている。他のことについては気にしていない」
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