メルセデスは、2015年のF1選手権にエントリーするために記録的な料金を支払うことことが明らかになった。2014年にダブルタイトルを獲得したメルセデスだが、その結果、490万ドル(約5億7,000万円)もの巨額の請求書がFIAから届くことになった。 以前、F1世界選手権に参加するためのエントリーフィーは均一だったが、近年は見直され、基本料金に前シーズンの獲得ポイントによって加算されるようになっている。
Auto Motor und Sport によると、今年はその基本料金も見直され、昨年の50万8,000ドル(約5,900万円)から51万6,000ドル(約6,000万円)に値上がりするという。また、獲得ポイントによって変動する部分も値上がりし、1年前は1ポイントにつき5,080ドル(約59万円)だったものが、5,161ドル(約60万円)になるという。 さらに、チャンピオンチームのメルセデスの場合は1ポイントにつき6,194ドル(約72万円)を支払わなければならず、合計すると2015年のF1世界選手権にエントリーするために支払う費用は490万ドル(約5億7,000万円)という計算になる。これは、2位のレッドブルが支払うエントリー料の260万ドル(約3億円)に比べるとかなりの高額となる。しかし、メルセデスにとっての朗報は、チームが手にする賞金も大きく増えたことだ。2013年を2位で終えたメルセデスの賞金は8,700万ドル(約101億1,700万円)だったが、コンストラクターズタイトルを獲得した2014年の賞金は、1億200万ドル(約118億6,000万円)になるという。メルセデスとレッドブルが支払う800万ドル(約9億3,000万円)に加えて、FIAは2015年のグリッドに並ぶ他チームから1,600万ドル(約18億6,000万円)近い金額を受け取ることになる。 ただし、ケータハムとマルシャについてはまだ参戦が不明となっており、彼らの分はもらい損ねる可能性がある。
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