メルセデスAMGは、ミハエル・シューマッハが直面している信頼性問題の理由を見つけることに最優先に取り組むと誓った。今年、有望なパフォーマンスをみせているミハエル・シューマッハだが、マシンの信頼性問題もあり、いまだ獲得ポイントは2ポイントに留まっている。ここまでミハエル・シューマッハは、オーストラリアではギアボックス、中国ではピットストップ時のホイール装着、バーレーンではDRS、モナコでは燃圧、そしてカナダではDRSの完全な故障といったトラブルに見舞われている。
チームメイトのニコ・ロズベルグは、今シーズンまだリタイアはない。チーム代表のロス・ブラウンは、ミハエル・シューマッハが今シーズンここまで苦しんでいる理由について明確な説明はないと述べた。「2台とも、同じプロセスに沿って完全に同じ標準で設計・製造されている」とロス・ブラウンは Bild Zeitung にコメント。「我々の目標は、常に無欠陥の信頼性だ。現時点ではそれを達成できていない。それがチャンピオンシップのポジションとレースでのチャンスに影響を与えている。それを解決することが我々の最優先事項だ」ロス・ブラウンは、チームは何が間違っているのかを詳細まで理解する必要があると考えており、解決を焦るあまりに問題をさらに悪化させるようなことは防がなければならないと述べた。「問題の理由を完全に理解し、明白で組織的なやり方でそれに対処していかなければならない」「実際、チームメンバー全員がそれらのエリアの責任を認識している。我々が経験している問題は、注意不足や努力不足によるものではない」「だが、改善しなければならない一方で、間違った方法で対応することで新たな問題を作りだしてはならない。特効薬はない」「我々は仕事を成し遂げることができる。ニコは今年、全てのレースラップを完走している。それにチームは歴史的に非常に良い信頼性を記録している。現在の問題を解決するために、制御された論理的なアプローチで、絶えず最大限の能力で作業を続けていかなければならない」今年のトラブル多発がミハエル・シューマッハの去就に影響を与える可能について質問されたロス・ブラウンは「ミハエルとの経験において、困難な時期、彼は乗り切るためにチームにさらに多くを与える。そして、我々はミハエルに完全に信頼性のあるマシンを与えるために全力を尽くしていく」
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