メルセデス・ベンツは、「Gクラス」に六輪駆動のドライブトレインを搭載しオフロード性能を究極に高めた特別仕様車「G63 AMG 6×6」を発表。日本向けには2014年の生産枠5台を特別に確保し、本日から2014年8月31日(日)までの期間限定で全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークにて注文を受け付ける。なお、本特別仕様車の販売はアジアでは日本のみとなる。価格は8000万円。
Gクラスは1979年に発売されて以来、基本的なスタイリングや堅牢なボディはそのままに、常に最適のパワートレイン、装備を加えながら進化を続け、一時的な流行とは無縁の強烈な個性と圧倒的なオフロード性能により、登場から35年を経た現在もライフスタイルにこだわりを持つお客様に強く支持されている四輪駆動の頂点を極めたモデル。「G 63 AMG 6×6」は、この35年におよぶGクラスの歴史において世界各国の軍用車両や防弾仕様車などの開発を通じて培った特殊車両技術を惜しみなく投入した究極の”オフロードモンスター”。6つの駆動輪と5つのディファレンシャルロックの採用をはじめ、アクスルやサスペンションの最適化、タイヤ空気圧調整システムの搭載などにより、砂地、岩場、水溜まりといったあらゆる悪路を走破することが可能となっている。まず、六輪駆動のドライブトレインについては、オーストラリア軍などに納入している軍用車両の技術を転用。3つの車軸すべてとそれぞれの車軸間に搭載される5つのディファレンシャルギアすべてにロック機構を採用、センターコンソールの3つのスイッチを操作することで、急勾配や岩場をはじめとするあらゆるシーンで可能なかぎり最大のトラクションを確保する。防弾仕様車の技術をベースにした新開発「ポータルアクスル」の採用により、最低地上高460mm、渡河深度1,000mmと、G 63 AMG に比べ大幅に走破性が向上している。(G 63 AMG: 最低地上高 215mm/渡河深度 600mm) サスペンションには防弾仕様車で使われている強化コイルスプリングと、ラリーレース用に開発されたガス封入式ダンパーを採用し、卓越した走行性能と優れた運動性能、高い走行安全性を実現。さらに、乗用車としては世界で初めて、「タイヤ空気圧調整システム」を搭載。これは、運転席からスイッチ操作で6輪すべてのタイヤ空気圧を調整することができる機能。砂漠など柔らかい路面を走行する際にタイヤ空気圧を減圧して接地面積を増やすことにより、タイヤの地面への沈み込みを防止します。通常走行時の空気圧から砂地走行に適した0.5バールまでの調整を、通常のトラック等では10分程度時間がかかるところを20秒以下で完了する。心臓部には、最高出力400kW/544PS、最大トルク760Nmの圧倒的な動力性能を実現する最新のAMG5.5リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンを組み込み、G 63 AMG 6×6の潜在能力を最高水準で発揮。トランスミッションには素早いシフトチェンジを実現する7速A/T「AMG SPEED SHIFT PLUS」を採用することで、トラクションが途切れることなくダイナミックでスムーズな走りを楽しむことができる。「オフロードモンスター」の名に相応しい、全長約6m、全幅2m以上、全高約2.3mの見る者を圧倒する巨大なボディに、カーボンファイバー製のオーバーフェンダーとフロントルーフスポイラーが、ワイルドでスポーティな印象を強調。インテリアは、「モンスター」のエクステリアとは一転、シートはもちろんダッシュボードやドアパネルにも最高級のdesignoレザーを贅沢に採用するとともに、フロントはもちろんリアにも電動シート調整機能およびシートヒーターとシートベンチレーターを備えた左右独立シート、さらにリアエンターテインメントシステムの採用により、乗員に最高の快適性を提供。また、インテリアにも随所にカーボントリムを採用、スポーティなアクセントを加えている。ボディカラーは5色、インテリアカラーは2色を設定。また、少量限定生産モデルであるにもかかわらず、日本仕様専用装備として、COMANDディスプレイやインストゥルメントクラスター内表示の日本語対応はもちろんのこと、巨大なボディサイズと日本の道路事情を考慮し360°カメラシステムなど本国仕様には存在しない装備も装着してる。
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