マクラーレンは、フェルナンド・アロンソのインディ500参戦をきっかけに、フルワークス体制での参戦を含めたインディカー参戦の可能性もあり得ると大株主であるマンスール・オジェは語った。フェルナンド・アロンソは、今年のF1モナコGPを欠場し、伝統のインディ500に、ホンダのエンジンを搭載するアンドレッティ・オートスポーツのマシンで「マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ」としてエントリーする。
マクラーレンは、1972年にマーク・ダナヒュー、1974年と1976年のジョニー・ラザフォードがインディ500で優勝しているが、1979年を最後に撤退している。マンスール・オジェは、今年以降、F1とは別体制でインディカーに参戦を続けるという考えに前向きだ。「私はインディ500を訪れたことがあるが、何十万人というファンが集結して純粋な熱狂を見せている。巨大でうまくオーガナイズされたイベントのスケールに大変な感銘を受けた」とマンスール・オジェは述べた。「マクラーレンがインディ500で優勝してから30年以上が経った今、今回はアンドレッティ・オートスポーツ、そして、ホンダと手を組んで、マクラーレンとしてインディカーで新なた時代を切り開けることに満足と誇りを感じている」 「今年、我々がエントリーするインディカーレースはインディ500だけだが、この先もそれを繰り返すことはあり得る話であり、未来のどこかの地点ではフルワークスとしてマクラーレン・インディカーのオペレーションを始める可能性も十分にある。それはこれからのお楽しみだ」 マンスール・オジェは、ル・マン24時間レースにも興味を示しているものの、マクラーレンが近いうちにル・マン24時間レースまで手を広げる可能性については否定した。 「同じように、いずれはル・マン24時間にエントリーするも考えられる。1995年にはアイコニックなマクラーレンF1 GTRですでに勝利を飾っている。だが、現段階でその具体的な計画はないことをはっきりさせておかなければならない」