マクラーレンは、マックス・フェルスタッペン獲得の噂を改めて否定した。一方で、チーム首脳陣は「F1に3台目のマシンが認められれば契約したい」と冗談を交えながら、その実力を高く評価している。最近ではフェルスタッペンとマクラーレンを結び付ける報道が相次いでいるが、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリという現行ラインアップへの信頼は揺らいでいないことを、チーム側は繰り返し強調している。
マクラーレン首脳は「3台目があれば契約」と冗談オーストリアGPで、CEOのザク・ブラウンは「誰かがお風呂から出るときにバナナの皮で滑るような、とても奇妙なことが起きれば契約する」と冗談を飛ばし、フェルスタッペン加入の可能性を笑い飛ばした。これに続き、チーム代表のアンドレア・ステラもイタリア紙『Corriere della Sera』の取材で、フェルスタッペンから加入を打診されたらどうするかと問われると笑顔でこう答えた。「FIAが3台目のマシンを認めるまで待ってほしいと言います」さらにステラは、フェルスタッペンのようなドライバーから関心を持たれること自体がチームの価値を示していると語った。「もし4度のワールドチャンピオンが本当に私たちのドアを叩いたなら、それは私たちの信頼性や魅力の証しだ。それはジャンピエロ・ランビアーゼのときも同じだった」「しかし今はノリスとピアストリがいる。この組み合わせに満足している」ザク・ブラウン「ラインアップ変更の考えはない」ブラウンも、母国GPとなるイギリスGPを前に複数のメディアで同様の見解を示している。『Up to Speed』ポッドキャストでは、次のように語った。「素晴らしいドライバーが2人いる。もし3台目のマシンがあれば、すぐにでも契約するだろう」「でも3台目はない。だからランドとオスカーにはこれ以上ないほど満足している」さらにラジオ番組では、「現在の2人のうち誰をフェルスタッペンと入れ替えるか」と質問されると、冗談交じりにインタビューを途中で切り上げてみせた。その後もブラウンは、現行ラインアップを維持する方針を改めて強調している。「電話はよく鳴るし、マックスは非常に才能あるドライバーだ」「私たちにはランドとオスカーという素晴らしいドライバーがいるので、ラインアップを変更するつもりはない」「それでも、そう評価されるのは光栄なことだ」ノリスも長期残留を強調一方、ランド・ノリスも『Beyond the Grid』で、自身の将来について語った。「契約はまだかなり残っているので、すぐにチームを離れることはないと分かっている」「僕の目標はマクラーレンでキャリアを終えることだ。でも、勝つことも大好きだ。だから、その時が来るまでは何が起こるか分からない」長期的なマクラーレン残留への意欲を示しつつも、勝利を最優先する姿勢も率直に認めた。現在のマクラーレン首脳陣の発言を見る限り、フェルスタッペンへの評価は極めて高いものの、現時点でドライバー交代を検討している様子はない。一方で、フェルスタッペン自身はレッドブルのオーストリアGPアップデートを前向きに受け止めており、ドイツ『Sport Bild』によると、2027年の去就についてはシルバーストン、スパ、ハンガリーの3連戦を終えてから最終判断を下すとみられている。