ランド・ノリスは、2026年F1カナダGPを38周でリタイアした。マクラーレンは、原因がギアボックス故障だったことを明らかにした。ノリスはスタート時のインターミディエイト選択が裏目に出たあと、ポイント圏内まで挽回していたが、レース折り返し直後にヘアピン付近でマシンを止めた。
ステラ「問題は2つあった」マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは、ノリスのリタイアについて、オーバーヒートとギアボックス故障という2つの問題があったと説明した。「ランドについては、2つの問題があった」とアンドレア・ステラはメディアにコメント。「ひとつはマシンがオーバーヒートし始めたことだ。そのため、比較的早い段階で止める必要があった。ラジエーターを清掃するためで、テレビでどれほど明確に映っていたかは分からない」「だが、そのピットストップは実際には信頼性の問題に対応するためのものだった。そしてその後、オーバーヒートとは独立したギアボックスの問題が発生した」「このギアボックスの問題はいずれにしても起きていた。だからランドの日ではなかった。彼はレースを完走できなかっただろう」「ひとつのレースですべての問題が出る日があるとすれば、それがこの日だった」戦略失敗の挽回中に重なった信頼性問題ノリスはカナダGPのスタートでインターミディエイトタイヤを選択したが、コンディション判断が裏目に出たことで序盤から後退した。その後、スリックタイヤへの交換を経て順位を戻し、ポイント圏内で走行していたものの、15周目に予定外のピットストップを強いられた。ステラによれば、この停止はラジエーター清掃を含む信頼性対応であり、最終的なリタイア原因となったギアボックス故障とは別の問題だった。結果的に、ノリスは戦略面で失った時間を取り戻す途中で、別系統のトラブルによってレースを終えることになった。マクラーレンにとっては、タイヤ判断の失敗と信頼性問題が同じレースで重なった形となった。