マクラーレンは、今週末のF1モナコGPおよび翌週のスペインGPで使用するマシンに、“リビエラ・インスパイア”と銘打たれた特別カラーリングを施すことを発表した。この特別仕様は、チームパートナーであるOKXとのコラボレーションにより実現したもので、1968年ベルギーGPで創設者ブルース・マクラーレンがチーム初勝利を挙げた伝説的マシン「M7A」に敬意を表しつつ、「リビエラの優雅さから着想を得たデザイン」であるという。
M7Aは、マクラーレンにとって初のF1勝利をもたらしたマシンであると同時に、現在の“パパイヤオレンジ”として知られる象徴的なチームカラーが初めて導入されたマシンでもある。この“リビエラ風”の新デザインは、モナコとスペインの両GP週末を通じて、2台のMCL39マシンに施される。また、ドライバーのランド・ノリスとオスカー・ピアストリも、モナコでは新デザインに合わせたレーシングスーツを着用する予定だ。マクラーレン・レーシングのチーフ・マーケティング・オフィサー、ルイーズ・マキューエンは次のように述べている。「私たちは常に、誇り高き歴史を称えることができることを嬉しく思っている。OKXと協力してこの最新のカラーリングを実現できたことは、私たちの歴史を祝うと同時に、マクラーレンとOKXという2つのブランドが共有する革新性と未来志向の精神を表現する素晴らしい機会である。次の2戦でこのマシンが走る姿を見るのが楽しみだ」なお、マクラーレンがモナコGPで特別カラーを採用するのはこれが初めてではない。昨年はアイルトン・セナにインスパイアされたデザインを披露し、その前の2023年には、チーム創設60周年記念として“トリプルクラウン”にちなんだパパイヤ、白、黒の1戦限りのカラーリングを採用。2021年には、当時のパートナーであるガルフ・オイルの象徴的な青とオレンジのカラーをF1に復活させていた。
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