マクラーレンは、ビアンカ・ブスタマンテがドライバー育成プログラムに参加し、同チームの育成プログラムに登録した初の女性ドライバーとなったことを発表。また2024年シーズンのF1アカデミーに新たなオフィシャルプライマリパートナーになった Cisco とともにレースカーにマクラーレンのカラーリングを施し、マクラーレンを代表するドライバーとなる。
ビアンカはフィリピン出身の18歳で、5歳のときからレースに参加し、アジア各地のカート選手権で何度も優勝しているモータースポーツ界期待の女性ドライバーだ。これまでのシングルシーター・キャリアでは、Wシリーズ、F4 UAE選手権、イタリアF4、USFジュニア、そして最近では2023年シーズンのF1アカデミーに参戦している。今季は2勝と2回の表彰台に立ち、2023年シリーズ最終戦のオースティン・アメリカGPに臨む。ビアンカは、エマヌエーレ・ピッロが率いるマクラーレンのドライバー育成プログラムに参加することで、F1、インディカー、フォーミュラEへのステップアップを目指すチームのタレントパイプラインに加わることになる。Cisco は、マクラーレンF1アカデミーのオフィシャルプライマリーパートナーとなる。Cisco は、エンタープライズ・ネットワーキング、ビデオ・コラボレーション、セキュリティ技術のリーダーであり、2021年からマクラーレンF1チームのオフィシャルパートナーとなっている。F1アカデミーのパートナーシップは、Cisco とマクラーレンの60 Scholars(STEMキャリアの道を歩む女性を支援するイニシアチブ)との協力関係を基盤としている。複数年にわたるパートナーシップの一環として、Cisco のブランドはビアンカ・ブスタマンテのレースカー、オーバーオール、チームキットに掲載される。ビアンカは2024年シーズンのF1アカデミーにマクラーレンを代表してARTグランプリから参戦する。エマニュエル・ピロ (マクラーレン・レーシング ドライバー育成ディレクター)「ビアンカが我々のドライバー育成プログラムに参加してくれることをうれしく思う。彼女は将来有望な若い才能の持ち主で、仕事に対する倫理観が素晴らしく、我々のチームの価値観に近い。ビアンカがレーシングドライバーとして成長するのを楽しみにしている。また、ビアンカがチームを代表してF1アカデミー・シリーズに参加することをうれしく思っており、2024年にパパイヤでレースをする姿を楽しみにしている」アンドレア・ステラ (マクラーレンF1 チーム代表)「チームはビアンカが我々に加わり、マクラーレンがF1アカデミーに参加できることを嬉しく思っている。多様で包括的なチームであることが我々の基本原則であり、モータースポーツにおけるジェンダーの多様性を改善するという重要なテーマに対するF1の取り組みに深く関与できることを嬉しく思う。また、エマニュエルの指導の下、マクラーレン・レーシング・ドライバー育成プログラムの中でビアンカが成長し進歩するのを見ることを楽しみにしている」