マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンによると、インディカーのアレックス・パロウはシーズン終了までにマクラーレンでのF1テストはもう受けないが、チームのリザーブドライバーの役割に復帰するという。ザク・ブラウンは、パロウの今年のインディカーでの成績は「非常に印象的」だと語り、それと並行して26歳のスペイン人ドライバーはTPC(testing previous car)F1プログラムで複数のテストを実施したと述べた。
パロウはチップ・ガナッシ・レーシングのシーズン前半戦で4勝を挙げる活躍を見せ、現在インディカーで110ポイント差をつけてランキング首位に立っている。直近のF1テストは先月ハンガロリンクで行われ、マクラーレンのレースドライバーであるオスカー・ピアストリと走行をともにした。シルバーストーンでブラウンは、ハンガリーがパロウの当面の最終テストであり、彼はインディカーで2度目のタイトルを獲得することに集中できると認めたが、シンガポール以降はF1パドックに復帰すると付け加えた。「アレックスはインディカーでとても印象的だった」とザク・ブラウンは語った。「そこでの競争は熾烈だ。だから、彼があのような形で多くのレースに勝ったことは、とても印象的なことだ」「彼は我々のリザーブドライバーであり、年末には残りのF1レースで合流する予定だ。間違いなく強力な才能だ」F1マシンでの走行が自分のドライングレベルを高めたと感じているかと質問されたアレックス・パロウは「いつも言うのは難しいけど、僕が感じているのはイエスだね」と答えた。「ドライバーとして、4つの車輪とエンジンが付いているものを運転できるのはいつでも素晴らしいことだ。特に、それが本当に速いクルマで、エンジニアのように話しながらクルマでやっていることを監督している人たちが大勢いる場合はね」「明らかに、F1やインディカーでの僕のドライビング方法は大きく変わる。それでも、そのプロセスや方法、仕事に対する姿勢から、インディカーに持ち込むことができるツールを学ぶことができる」「今のところうまくいっている。とても気に入っている。シーズンが終わる前にもうテストができるとは思っていないけど、トラックタイムがあるのはいつだっていいことだ」パロウは昨年、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われたFP1に参加し、現代のマクラーレンF1マシンに初めて触れた。パロウは来季、アロー・マクラーレン・インディカー・チームに移籍し、F1ラインアップに卒業する機会を待つと見られている。
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