アロー・マクラーレンSPのドライバーを務めるパトリシオ・オワードは、インディカーでの初勝利により、今年後半にマクラーレンのF1マシンをテストするチャンスを獲得した。先月、マクラーレン・レーシングのザク・ブラウンは、今年のインディカーのレースでパトリシオ・オワードが優勝した場合、F1シーズン終了後にヤス・マリーナ・サーキットで開催されるヤングドライバーテストでマクラーレンのF1マシンをテストさせると語っていた。
そして、先週末テキサス・モータースピードウェイでダブルヘッダーで開催された2レース目の第4戦でパトリシオ・オワードは、インディカー初勝利を達成した。ザウ・ブラウンは、パトリシオ・オワードの優勝のチェッカーを受けた直後、「取引は取引だ」とソーシャルメディアで宣言した。「なんて勝利だ!今年後半にアブダビで会おう!」取引について質問されたパトリシオ・オワードは「そうだね。彼は約束を守ってくれるだろう!」とコメント。ザク・ブラウンに最初に何と伝えるかと質問されてオワードは「僕のF1テストはどこ? マクラーレンが欲しい!」と答えた。マクラーレンのF1マシンをテストするチャンスに興奮しているパトリシオ・オワードだが、現在、ランド・ノリスとダニエル・リカルドが乗るマクラーレンF1のレースシートを狙っているわけではないと語る。「僕の心はインディカーにある」とエイドリアン・フェルナンデス以来のメキシコ人のウィナーとなったパトシリオ・オワードは語った。「とにかく素晴らしいレースであり、とても競争力がある。ドライバーにとって、世界でこれほど難しいことはないと思う。F1からインディカーに来た多くのドライバーが僕に同意してくれると思う」「ご存知のとおり、F1はテクノロジーの頂点だ。誰もがそこに行きたがっている。もし、チャンスが訪れて、ザクが『シートが空いている、君を私のチームに入れたい』と言われたが、–それは本当にクレイジーなチャンスだし、それを引き受けないのはかなり馬鹿げているだろう。そんなチャンスは頻繁に来ないからね」「今、僕はインディカーでの仕事に集中している。それを最大限に活用したい」