マクラーレンF1は、米国出身の13歳ウーゴ・ウゴチュクウ(Ugo Ugochukwu)と長期的な育成ドライバー契約を結んだことを発表した。マクラーレンF1が“啓示”だと評したウーゴ・ウゴチュクウは、2020年のFIA OKJヨーロッパ選手権で勝利を収め、母国のアメリカやヨーロッパでもさまざまな国内および国際的なカートで称賛を集めてきた。
マクラーレンF1は、ルイス・ハミルトン、ケビン・マグヌッセン、ストフェル・バンドーン、ランド・ノリスといったドライバーを若手ドライバープログラムで育成して輩出してきた。ハミルトンがマクラーレンと契約を結んだのはウーゴ・ウゴチュクウと同じ13歳のときだ。現在、マクラーレンF1にはジュニアドライバーを乗せるためのパートナーチームがいないが、チームプリンシパルを務めるアンドレアス・ザイドルは、マクラーレンとして引き続きウーゴ・ウゴチュクウのような若い才能を発掘し、契約していくと語った。「この契約は、正式な若いドライバープログラムから、より調整された基盤へと、新しい才能を特定してサポートする我々の再焦点化されたアプローチを反映している」とアンドレアス・ザイドルは語った。「ウーゴは、強力な成長の見通しがある有望な若い才能だ。彼はまだキャリアの初期段階だが、スポーツで成功するための要素を持っていることは明らかでだ」マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、FIAの欧州選手権や2018年に優勝したアメリカジュニア選手権の挑戦など、一流のカート競技でのウーゴ・ウゴチュクウの進歩をチームがどのように見守ってきたかについて洞察を与えた。「我々はウーゴの進歩を興味深く見守ってきた。彼との契約にサインする機会が利用可能になったとき、我々はそれを進めることを躊躇しなかった」とザク・ブラウンは語った」「今度は、ウーゴが潜在能力を発揮できるように、必要なときに適切なサポートを提供することに焦点を当てていく」2013年にニューヨーク州でカートのキャリアを始めたウーゴ・ウゴチュクウは「キャリアの早い段階で、マクラーレン・レーシングのような象徴的なチームと契約できたことことを光栄に思います」とコメント。「マクラーレンのサポートを受けることは素晴らしいことであり、若いドライバーが夢見ていることです。僕は今、ドライバーとして、レーサーとして成長することに集中しており、マクラーレンがそばにいてくれることは、コースの内外で助けにしかなりません」