マクラーレンF1は、チームの競争力を高めるための追加資金を調達するために最大30%の株式を売却することを検討している。過去数か月間、マクラーレン・グループは、新型コロナウイルス危機によって大打撃を受け、従業員を大幅に削減することを発表。追加の資金を探し求めていた。
しかし、Sky News によって最初に明かされた情報によると、F1チームとインディカーチームを含めたマクラーレン・レーシングの株式のみを売却する計画だという。マクラーレンF1は、2021年に導入される1億4500万ドルの予算上限を、確立されたトップ3チームと対等な競争条件を生み出す機会だとみなしている。したがって、特に2022年にむけて新世代のF1マシンを開発する際に、順位を上げるためにチームが限界まで限界まで費やすことができる資金を確保することは不可欠となる。現時点で、マクラーレン・レーシングは、マクラーレン・グループと同じ株主構成であるため、チームの株式売却には何等かの形の再編が伴うことになる。マクラーレン・グループの約56%をバーレーンのバーレーンのムムタラカット・ホールディング、14%をマンスール・オジェ、10%をマイケル・ラティフィが所有しており、残りの20%は少数株主の間で分割されている。マイケル・ラティフィは、ウィリアムズF1への投資に関連しており、すでにチームへの融資に同意している。それが、マクラーレンF1への長期的な関与に影響があるかどうかはまだ不明となっている。先月、マクラーレン・グループは人員を削減する計画を発表し、レーシングチームは70名削減されると予想されている。マクラーレン・グループは「運転資本資金は、グループの流動性要件をサポートするために追求されており、サードパーティとの議論が進行中だ」と提出書類で述べた。「現在、マクラーレン・グループは流動性ポジションの強化に相当する2億7,500万ポンドに相当する、無担保および無担保の潜在的な資金調達の代替案を検討している。現在、契約の放棄についても当行の銀行グループと協議中だ」前述のウィリアムズは、チームの支配権を含めた売却のプロセスを進めていることを明らかにしている。ウィリアムズとマクラーレンという名門2チームが財政難に苦しんでいる。
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