マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、F1オーストラリアGPで新型コロナウイルスに感染したF1チームのスタッフが“順調に回復している”と述べた。マクラーレンは、F1チームのスタッフが新型コロナウイルスで陽性という診察結果を受けたことで3月12日(木)の夜にF1オーストラリアGPからの撤退を発表。その後、F1は金曜日に開幕戦の中止を決定している。
「新型コロナウイルスに感染したチームメンバーは順調に回復しており、症状は消え、検疫されている人々は元気になっていると報告できるうれしいことをうれしく思う」とザク・ブラウンは語った。「彼らがチームメイト、パートナー、F1コミュニティのメンバー、世界中のファンから得ているサポートは素晴らしく、すべてに感謝している」だが、感染したスタッフと濃厚接触をした疑いのある14名のマクラーレンのF1スタッフは、メルボルンで14日間の検疫措置に置かれており、チーム代表のアンドレアス・ザイドル、レーシングディレクターのアンドレア・ステラらが現地に残って彼らのサポートを行っている。また、メルボルンに入国したチームメンバー全員が、さらなる予防措置として、2週間の間、マクラーレンのファクトリーへの入室を禁止されている。ザク・ブラウンは「現在、F1、FIA、その他のチームとの対話に焦点を当てており、2020年のカレンダーを通じて作業し、今後数か月にわたってチームを管理していく。まだ初期段階であり、状況は進化しているが、私たちは今後の計画しており、柔軟性を維持している」