マクラーレンF1チームは、新型コロナウイルスについての最新状況を発表。さらに14名がオーストラリアのホテルで隔離状態にあることを明らかにした。マクラーレンは、F1チームのスタッフの1名が3月11日(水)に新型コロナウイルスに感染した疑いがあり、自主的に隔離状態を取りながら検査を受けた。そして、翌12日(水)に陽性反応が出たため、スタッフは病院で治療。チームとしてF1オーストラリアGPの欠場を決めた。
最終的にF1は3月13日(金)にF1オーストラリアGPの中止を発表している。マクラーレンはプレスリリースを発表し、さらに14名のスタッフに新型コロナウイルスの感染の疑いがあるためホテルで隔離状態になると述べた。「オーストラリアGP開催中止の決定を支持する」とマクラーレンは声明で述べた。「一夜明け、すでに感染が確認されているスタッフ1名に加え、合計14名のチームスタッフが地元の保健当局の指示に従って滞在しているホテルで14日間の隔離状態に置かれている」「この14名は感染が確認されたチームメンバーと濃厚接触していた可能性のある人たちだ。隔離期間中、彼らとともにチームの上級スタッフがとどまり、サポートを行っていく」「またほかに感染が疑われる症状が出たチームメンバーがいた場合、チームのプロトコルによって隔離作業を行い、感染の有無を検査していく」「現在、症状のないスタッフはパドックで荷物の梱包作業を行ってイギリスへ戻る準備を進めている。また、イギリスに戻った後、レースチームの全スタッフは14日間はマクラーレン・テクノロジー・センターに戻ることはない」また、マクラーレンはファンとパートナーの“団結とサポート”に感謝していると述べた。マクラーレンのスポンサーであるEstrella Galicia 0,0は、チームの決定への支持を表明。公式Twitterにハッシュタグ #TogetherWeStand をつけて「チームとして、正しい決定を下したことをマクラーレンに誇りに思っています」を投稿した。マクラーレンは、ファンとパートナーから受けたサポートに感謝し、同じく #TogetherWeStand をつけて「引き続き団結とサポートを見せてくれたファンとパートナーに感謝します」と投稿した。