F1は、マクラーレンのスタッフが新型コロナウイルスに感染したことを理由にF1オーストラリアGPから棄権するという決断を受け、“ファン、チーム、すべての人員の安全を最優先”に関係当局と調整に入ったと述べた。マクラーレンは、チームメンバーの1人に新型コロナウイルス感染の疑いがあり、自己隔離していたが、3月12日(木)に陽性との検査結果が出た。そのため、マクラーレンは、F1オーストラリアGPから棄権するという決断を下した。
マクラーレンは「マクラーレン・レーシングは、チームメンバーに新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを受け、本日午後、メルボルンで2020年のF1オーストラリアGPを欠場することを発表する。チームメンバーは症状があらわれてすぐに検査を受け、自己隔離に入った。現在、地元の保険当局で治療を受けている。チームはこの不測の事態に備えており、検疫期間に入る従業員を継続的にサポートしている。チームは関連する地方自治体と協力して調査と分析を支援している。マクラーレンレーシングのCEOであるザク・ブラウンとマクラーレンF1のチームプリンシパルであるアンドレアス・ザイドルは、F1とFIAに今夜の決定を伝えた。この決定は、マクラーレンF1の従業員とパートナーだけでなく、チームの競争相手、F1ファン、より広範なF1利害関係者に対する注意義務に基づいて行われた」と声明で述べた。以前、F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、新型コロナウイルスによって1チームでも参戦することができなければ、世界選手権レースは開催しないと述べていた。マクラーレンの決定を受け、F1は短い声明を発表。関係各位と調整に入ったと述べた。「マクラーレン・チームのメンバーに対する検査結果に受け、F1とFIAは彼らの決定について密接に連絡を取り合い、次のステップとしてすべての関係当局と調整している。我々の優先事項は、レースのファン、チーム、すべての人員の安全だ」
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