マクラーレンは、2020年にF1マシンのコンセプトを変更するという決定が、今シーズンに果たした進歩を破棄するリスクにはならないと考えている。昨年はコンストラクターズ選手権を6位で終えたマクラーレンだが、今季は大きな進歩を見せてランキング4位の地位を固めている。その進歩の一部は純然たるダウンフォースよりも空力効率を優先したデザイン哲学に由来している。
マクラーレンは、2020年F1マシン『MCL35』のためにデジザインコンセプトを変更することを選択。トロロッソから加入したテクニカルディレクターのジェームス・キーが開発を主導する。この変更はリスクとなる可能性があるが、マクラーレンのF1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは正しい決断だと断言する。コンセプトを変更することにリスクについて質問されたアンドレアス・セイドルは「今、我々がいる位置では、それはリスクではなく、チャンスだと言える」とコメント。「我々の目標は明確だ。次のステップを果たしたい。うまくいけば、我々が今いる場所とトップ3チームの間のどこかに飛躍することができれば、それはチームとしての我々の次の大きな成果となる」マクラーレンはコンセプトの変更を行っていますが、アンドレアス・ザイドルは2020マシンは革命的と見なされるべきではないと語る。「急進的とは言わないが、もちろん、同じレギュレーションのもとで上位勢のマシンとのギャップがあるので、大きく、それなりのステップを果たしたいと思っている。つまり、マシンのいくつかのものを変更することになる。2020年のF1レギュレーションは、大きな変更はなく、今シーズンにテストしたものが来季にも役立つことになるが、アンドレアス・ザイドルは残りのレースで2020年のパーツをテストをすることはないと語る。「現時点ではキャリーオーバーするパーツについては見ていない。それは意味がないように思う」とコメント。今年のマシンに投入するものはまだある。レギュレーションはほぼ同じであり、来年にキャリーオーバーできるものはあるが、我々はそのような開発はしていないし、それを投入することはない」
全文を読む