マクラーレンのスポーツディレクターを務めるジル・ド・フェランは、上海インターナショナルサーキットのレイアウトの特徴を踏まえば、中国GPではF1のミッドフィールド勢の勢力図が変わる可能性があると考えている。マクラーレンはオーストラリアGPとバーレーンGPで入賞争いを展開。バーレーンではランド・ノリスが6位入賞を果たしてマクラーレンに今シーズン初ポイントをもたらした。
しかし、F1の最長ストレートといくつかの鋭角のコーナーで構成される上海インタナショナルサーキットはマクラーレン MCL34にとっては有利なサーキットとは言えないかもしれない。チームにとってセットアップが課題となる。「中国GPは再びMCL34に新たな挑戦をもたらだろう」とジル・ド・フェランは説明する。「オーストラリアのストリートサーキットの特性とバーレーンのナイトレースは我々にとってはう有利に働いたが、上海インターナショナルサーキットはそれらのトラックとは特性が非常に異なる。そのため、チーム間の勢力図が再び変化する可能性がある」「それでも、我々の中国に向けた焦点は変わらない。週末の各日を最大化し、パフォーマンスを一歩前進させ、日曜日に最高のチャンスを提供するために土曜日にパフォーマンスを発揮することだ」2019年の最初の2ラウンドで不運に見舞われたカルロス・サインツは、上海ではMCL34のシャシー性能についてより正確な評価ができると考えている。「中国に向かって充電できたし、再び戦う準備はできている」とカルロス・サインツはコメント。「バーレーンでは、予選、特にレース開始時の両方で僕たちのペースは強力だった」「残念ながら、接触があり、後にギアボックスの問題によってリタイアを余儀なくされてしまったけど、上海のサーキットの様々なレイアウトはMCL34のパフォーマンスについてさらに良い考えを与えてくれるだろう」「ターン1はチャレンジだけど楽しいコーナーだし、ターン14へのロングストレートはエキサイティングなレースの機会を提供するはずだ」マクラーレンは、F1史上で2番目に成功したチームとして、F1の1000回目のレースに誇り高い達成感を持って臨む。「上海では1000戦目のF1レースも祝うことになる。我々のスポーツの長寿を証明する素晴らしい功績だ」とジル・ド・フェランは語る。「マクラーレンは、それらの約85パーセントのレースに参戦してきたことと、そして、この歴史の一部であることを誇りに思っている。次の1000戦へのスタートだ」
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