マクラーレンは2月14日(水)に2019年F1マシン『MCL34』を発表。マクラーレン・テクノロジー・センターで新車発表会を開催した。マクラーレン MCL34は、1966年にF1世界選手権に初めてエントリーした際にブルース・マクラーレンが選んだ象徴的なパパイヤオレンジのカラーリングを継続。今年のカラーリングは2018年からの進歩し、チームのより幅広いレース遺産にうなずくブルーを特徴としている。
マクラーレン MCL34には、ブリティッシュ・アメリカン・タバコとのイニシアチブである『A BETTER TOMORROW』、『HASKI CHOCOLATE』、『Estrella Galicia 0,0』を加えた30のロゴが掲載される。マクラーレンは、12年ぶりに完全に新しいF1ドライバーのラインナップでシーズンに挑む。5年目のカルロス・サインツ(24歳)とルーキーのランド・ノリス(19歳)のコンビで名門復活への再建の道を進めていく。ドライバーが着用するレーシングスーツはブルーを基調とした新たなエザインに変更されたルノー製F1パワーユニット『E-Tech 19』を搭載したするマクラーレン MCL34のコンセプトと設計プロセスは、シーズンを通してクルマを開発するための基盤を築くことに焦点が当てられた。開発は、昨年初めにマクラーレンに戻ったパット・フライが主導した。マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは「MCL34は、我々のチーム全体にわたる莫大な労力と献身的な努力の結果だ。我々は皆、マクラーレンに競争力に戻すことを誓約し、モチベーションを高め、団結している。そして、MCL34はこのプロセスの始まりに過ぎない」とコメント。「我々は新しい世代のF1の才能を代表する新しいドライバーのペアを起用する。彼らはチームの不可欠な部分であり、マクラーレンを前進させるために我々の総力を結集していく」「マクラーレン・ファミリーには、我々の従業員とドライバーだけでなく、素晴らしいパートナーと素晴らしいファンでもある。我々には成長し続けている強力なパートナーのコミュニティと良い時も悪い時も常に忠実で協力的なサポートをしてくれる信じられないほどのファン層がある。そして、2019年シーズンに向かけて彼らに感謝している。いつものように、我々は大胆に前進していく」マクラーレンは、再建にむけてチーム改革を進めており、昨年はレーシングディレクターを務めていたエリック・ブーリエを更迭し、新たにジル・ド・フェランをスポーティングディレクターに任命。また5月1日からは元ポルシェのLMP1チームの代表を務めていたアンドレアス・ザイドルが加入し、その後、トロロッソでテクニカルディレクターを務めたジェームス・キーの加入も内定している。マクラーレン MCL34は、スペインのカタルーニャ・サーキットでのプレシーズンテスト(2月18~21日、2月26日~ 3月1日)で走行。昨年までドライバーを務めたフェルナンド・アロンソはリザーブドライバーとしてチームに残るが、焦点はFIA 世界耐久選手権(WEC)とインディ5500となっておえり、両方のテストでカルロス・サインツとランド・ノリスが運転を担当する。McLaren MCL34 画像ギャラリー