マクラーレンは、2019年F1マシン『MCL34』を発表した。昨年、ホンダからルノーにF1エンジンを変更して表彰台争いを目標にしていたマクラーレンだが、序盤にシャシーの空力面に根本的な問題が発覚したことで開発に行き詰まり、コンストラクターズ選手権6位でシーズンを終えた。
マクラーレンは、名門復活にむけてチーム再建を進めており、今年5月には元ポルシェのLMP1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドル、またテクニカルディレクターとして元トロロッソのジェームス・キーの加入が内定している。マクラーレンはバレンタインデーとなる2月14日にワーキングのマクラーレン・テクノロジー・センターで2019年F1マシン『MCL34』を発表。今季からレースドライバーを務めるカルロス・サインツとランド・ノリスがブルーの新いレーシングスーツを着用して登場した。ルノーのF1エンジンとなる2019年F1マシン『MCL34』は、昨年初めにマクラーレンに戻ったパット・フライが開発を主導。伝統のパパイヤオレンジとブルーのカラーリングを継続した。今年1月の画像流出騒動で示されていたコカ・コーラのロゴがリアウイングにはないが、スポンサー撤退が報じられていたブラジルの国営石油会社ペトロブラスのロゴは現状では残っている。マクラーレンは、フィルミングデーを利用したMCL34のシェイクダウンは予定しておらず、2月18日(月)からバルセロナでスタートする2019年の公式F1プレシーズンテストが初走行となる。