マクラーレンは、2018年F1マシン『MCL33』にシーズン早々に根本的な欠陥が発覚し、対処に時間がかかったことで予定していた“Bスペック”の導入を断念したことを明らかにした。今年、ホンダからルノーにF1エンジンを変更して挑んだマクラーレンは、プレシーズンでは表彰台も争えると期待していたが、いざシーズンが始まってみるとMCL33は平均してグリッドで2番目に遅いマシンだあり、シャシー側に問題があったことが浮き彫りになった。
マクラーレンの執行会長兼執行委員会代表を務めるシェイク・モハメド・ビン・イーサ・アール・ハリーファは、MCL33には“根本的な問題”があり、開発を進めることができなかったと認める。「我々は今年のマシンを開発できなかった原因を把握できていると確信している」とシェイク・モハメド・ビン・イーサ・アール・ハリーファは BBC にコメント。「根本的な問題があり、我々はそれに対処してきた。発見したものを明らかにしたくはないが、我々は対策を講じてきたし、何が問題だったかを理解することは来年のクルマの開発に役立っている」シェイク・モハメド・ビン・イーサ・アール・ハリーファは、マクラーレンがそれらの問題を本格的に解決するには時期が遅すぎたとし、開幕数戦で判明していたら、“Bスペック”を導入していただろうと語る。「4月に問題を発見できていれば、我々はBスペックカーを導入していただろう。だが、あまりに遅すぎた」マクラーレンは、シーズン中盤に2018年マシンの開発を断念して技術チームを再編し、来季マシンに集中した。
全文を読む