マクラーレンは、過去2戦でのストフェル・バンドーンのマシンの問題をまだ解明できておらず、今週末のF1ハンガリーGPにむけて苦肉の策として以前のシャシーへと交換した。ストフェル・バンドーンは、F1イギリスGPで彼のマシンは“運転不可能”だったと語っており、前戦F1ドイツGPの初日も“最悪の金曜日”だったとコメント。雨となったフリー走行3回目を除いて全てのセッションをタイムシートの下位で終えた。
チームメイトのフェルナンド・アロンソは、チームメイトのストフェル・バンドーンを擁護。バンドーンのマシンは“明らか”にダウンフォースが少ないと語り、マクラーレンは“本格的な調査”を行う必要があると訴えた。ホッケンハイムでは夜を徹したパーツ交換業が不発に終わったこともあり、マクラーレンはF1ハンガリーGPにむけてストフェル・バンドーンのシャシーを交換することを決断した。「そうだね、僕たちはシャシーを交換した」とストフェル・バンドーンはコメント。「完全に新しいシャシーではなく、以前に使っていたものだ。でも、まったく問題はない」「そのためにチームをプッシュしていた。過去2レースでパーツの多くを交換したりしたけど、やれることはほぼ全てやったというポイントに達したし、残りの最後のピースはシャシーを交換することだった」「チームにとってそれを行うのは簡単なことではない。特に連戦のときはね。でも、彼らはなんとかそれをやり切ってくれた」ストフェル・バンドーンは、マクラーレンはまだ問題の正確な原因を特定したおらず、金曜フリー走行で走ってみるまでそれが“シャシーに関連した”問題だったかも確信はできていないと語る。「問題ないと言える特定のエリアはないし、それが問題だ」とストフェル・バンドーンはコメント。「明日はさらに理解を深めるために2台でいくつかのテストを行うと思う。明日、何も見つからないことを願っている。2台とも問題ないということだからね」「彼らはすでにシルバーストンから何が起こっているのかを確認していたけど、シャシーに関連した問題だったとは言い難い」「現時点ではまだそのクルマを運転していないし、まだわからない。でも、疑念を取り除くためにすべてのことをやっている」シルバーストンの1周目から感じたという問題は、当初、自分自身に疑問を抱かせなかったかと質問されたストフェル・バンドーンは「いろんなことを考えはじめた」とコメント。「でも、ある時点で1つのコーナーでフェルナンドにまったく匹敵できないセッションがあった。1つのコーナーでさえ匹敵できない場合は、クルマに問題があることはわかっている」だが、ストフェル・バンドーンは、彼のチームが“問題を解決するために多くの努力をしてくれている”と称え、ハンガロリンクではノーマルな走行ができることを楽しみにしていると述べた。「何の問題もなくゼロから週末をスタートでき、とにかく再びノーマルな週末を過ごせることを願っている。そうなれば嬉しいね」関連:2018年 F1ハンガリーGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
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