マクラーレンは、Haloの形状への評判を逆手に取ったプロモーションを展開。2018年のF1開幕戦オーストラリアGPでサンダルメーカー『Gandys(ガンディーズ)』のロゴを掲載する。2018年からF1マシンはコックピット保護デバイス『Halo』が義務化されるが、その見た目は巨大なビーチサンダルだと嘲笑されてきた。マクラーレンのマーケティング部門はそれを逆手にとってGandysとのパートナーシップを確保した。
Gandysは、2004年のスマトラ島沖地震の津波で両親の死を経験した2人の兄弟ロブ・フォーカンとポール・フォーカンが設立したライフスタイルブランド。亡き両親が伝えてくれた理念や信念を形にするために旅の間いつも履いていたサンダルを制作。“Orphans For Orphans”というプロジェクトを掲げ、サンダルの利益10%をスリランカを始めとする孤児に寄付している。マクラーレンは、F1オーストラリアGPでMCL33にGandysのロゴを掲載。Gandysは“Haloエディション”のサンダルを販売し、その収益は100%すべて“Orphans For Orphans”プロジェクトに寄付される。サンダルはロンドンのGandysの店舗、gandyslondon.com、mclarenstore.comで販売が予定されている。マクラーレンのチーフ・マーケティグ・オフィサーを務めるジョン・アラートは「ロブ、ポール、そして、GandysのチームがオーストラリアGPで我々に加わることを嬉しく思います」とコメント。「MCL33のHaloにロゴを掲載することは、ブランディングという観点ではパーフェクトなものではありませんでしたが、危機に瀕している人々により安全で保護的な環境を提供するというGandysの慈善団体の重要な意義を強調する絶好の機会でもありました」「限定版の共同ブランド製品でのGandysとのコラボレーションは、我々にとっても意味のあるステップです。売り上げの100%すべてを“Orphans For Orphans”に寄付することで、マクラーレンとしても非常に価値のある優れた活動を支援することができます。メルボルンの美しいセント・キルダ目と鼻の先のオーストラリアでこのパートナーシップを紹介することは、Gandysが国際的な舞台でそのブランドと立派な活動を示すために最高の機会だと感じた」ロブ・フォーカンは、Halo広告はマクラーレンのアイデアだと語った。「マシンのHaloをGandysのブランドロゴを掲載することで、我々は危機に瀕している子供のために保護的で元気づける環境を作り出すという“Orphans For Orphans”の背景にあるメッセージを強化するができます」とロブ・フォーカンはコメント。「ドライバーの安全にとって正しい方向の第一歩であり、Gandysにとって素晴らしいステップです。Gandysは少数の子供を助けるための小規模な仕事として始まりました。現在、私たちは世界中のより多くの子供たちを助けています。HaloがF1で同じような影響を与えることを願ってます。私たちはHaloが1つの人生を救うために始まったHaloが、より大きな影響をもたらすことになることをわかってます」
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