マクラーレンは、2018年F1マシン『MCL33』の冷却設計の欠陥を否定。プレシーズンテストでトラブルが多発したのは“冬の間の準備作業が不十分だった”と認めつつ、開幕戦オーストラリアGPまでに問題は解決できると自信をみせている。マクラーレンは、最終日にもフェルナンド・アロンソがコース上でストップして赤旗を提示。第2週目のプレシーズンテストでは5度目のストップとなった。
当初、トラブルはオイル漏れだと考えられていたが、後にターボの故障であることが確認され、2日目に続いて再びエンジン交換を実施した。「午前中にターボの問題が発生した。実際、それは火曜日のシャシーのオイル漏れに関連していた。皆さんが望む結果かもしれないね。現在、そこは調査中だ」とエリック・ブーリエはコメント。トラブルが続発したマクラーレンだが、エリック・ブーリエは2週間後のメルボルンまでに問題を解決できると自信をみせる。「我々は競争的でありたいし、野心的だ。我々はクルマに野心的なデザインを採用しているし、他のルノーのエンジンを搭載したクルマとは少し違っていることがわかるだろう」「これまで小さな問題に見舞われているが、それは我々はクルマの準備に十分に良い仕事をできなかったからだと思う」「リードタイムを少し伸ばし、遅れがあった。だが、我々の問題だ。迅速に通常の状態に戻るつもりだ。今もオーストラリアで我々には競争力があると信じている」「もちろん、我々は望んでいたすべての走行距離を重ねることができなかったので、まだ我々のクルマの実際のペースに関して、全ての保証や確証を持っているわけではない。我々はまだ限界まで到達していない」「それでも、小さな問題しか発生しなかったし、それは全て異なるものだった。オーストラリアにむけてクルマを再構成すれば、いくつかの問題の解決に役立つだろう」最終日、マクラーレンとフェルナンド・アロンソは1分17秒784を記録し、ポジティブな気持ちでテストを終えることができた。「フェルナンドはラインを横切ったとき、彼は無線で満足だと言っていたよ!」とエリック・ブーリエは明かした。「彼は良いモードに入っている。そこはレースに行く前に必要な後押しだった」