ランド・ノリスは、F1ハンガリーテスト2日目にマクラーレン・ホンダ MCL32を走らせ、2番手タイムとなる1分17秒385を記録。センセーショナルなデビューを果たした。マクラーレンの育成ドライバーであり、現在ヨーロッパF3選手権で2位につけている17歳のランド・ノリスは、トップのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)から0.261秒差の1分17秒385をマーク。テストとは言え、先週末のF1ハンガリーGPでフェルナンド・アロンソが予選Q3で記録したタイム(1分17秒549)を0.164秒上回る走りをみせた。
2016 McLaren Autosport BRDC Awardを受賞したランド・ノリスは、ブリティスMSA F4、トヨタ・レーシング・シリーズ、フォーミュラ・ルノー2.0のユーロカップおよびNECとカーレースで4つのタイトルを獲得している将来有望なイギリス人ドライバーだ。「僕にとっては、とてもエキサイティングな一日だった。今日という日をずいぶん長い間、楽しみにしていた」とランド・ノリスはコメント。「本当にいい一日で、我々全員にとって非常に収穫の多い日だった。チームに指示されたテストをすべて実施することができ、すべてがうまく進んだ」「最初はマシンに慣れるのに少し苦労したものの、セッションの終わりまでには、十分に適応することができた。マシンで多くの周回を重ね、その経験を心から楽しむことができた」「最後になったが、このチャンスを与えてくれたチームに本当に感謝している。今後も多くのチャンスに恵まれることを願っているよ!」マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「マクラーレン・ホンダとランド・ノリスにとって、非常に実りある、有意義な一日になったことをうれしく思う」とコメント。「大きな問題もなく周回を重ねるとともに、テストプログラムを順調に進めることができた」「ランドの落ち着いた走りとプロ意識の高さ、そして彼がもって生まれた速さには感心させられた。今日初めてMCL32をドライブしたにもかかわらず、すぐにマシンを理解しし、エンジニアへのフィードバックも貴重かつ正確だった。我々のテストドライバーのラインアップの中でも、彼の才能が特別であることは間違いなく、将来有望なスターとなることは疑いようがない」関連:F1ハンガリーテスト 2日目 結果:セバスチャン・ベッテルが最速タイム
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