マクラーレンは、今週末のF1カナダGPにホンダがアップグレードを持ち込めないことに“失望”しているとし、ザク・ブラウンはホンダの状態を“懸念”していると語った。ホンダは、プレシーズンテストから続く信頼性問題をいま改善できておらず、パフォーマンス面でライバルに対して明らかに劣っているにも関わらず、まだ一度もパフォーマンスアップグレードをマクラーレンにもたらしていない。
ホンダは、今週末のF1カナダGPにアップグレードを投入してパフォーマンス向上を目指していたが、ザク・ブラウンはそれは実現しないことになったと語り、ホンダの状況について不満を露わにした。「我々は最近になって初めて(モントリオール)にアップグレードが入らないと伝えられた・・・我々には決定的なスケジュールがない。それは懸念だ。痛みは大きくなっているし、我々は永遠に無駄な時間を過ごすことはできない」とザク・ブラウンは Reuters にコメント。「我々はこのアップグレードを心待ちにしていた。ドライバーもそうだ。それが入らないのは大きな失望だ。努力が足りないわけではない。だが、彼らはそれを仕上げることに苦労している」先週、ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、カナダにアップグレードを持ち込むことを正当化できるほどパフォーマンス改善が十分に大きなものかをまだ決断できていなとし、アップグレードが遅れる可能性があると認めていた。
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