マクラーレンのエリック・ブーリエは、F1バーレーンテスト2日目にトラブルフリーで走行できたことが、現在、ホンダが抱えている問題の根の深さを示したと考えている。F1バーレーンGPの週末、ホンダのパワーユニットは4回のMGU-Hの故障に見舞われ、テスト初日にもトラブルは継続。修復に8時間をかけ、わずか17周の走行にとどまった。
だが、2日目には大きなトラブルは見られず、ストフェル・バンドーンは81周を走り込んでいる。そのリカバリーは、F1バーレーンGPでのトラブルが一回限りのものだったと楽観的に捉えることができるかと質問されたエリック・ブーリエは「ノーだ。何が起きているのかを理解するのは非常に難しいからだ」とコメント。「我々は4回MGU-Hを交換したし、(火曜日の)午前中にも2周でMGU-Hが壊れた。(水曜日は)小さなアラートはあったが、クルマに物理的な間違いは見つからなかった。それ以降は問題は起きず、完璧に走った」「私はそれがホンダが何が間違っているのかを理解することを難しくすると思う。バッチの問題かもしれない。クルマの製造には問題はないと思っているが、どこがおかしいのかを見つけられていない。2周しか走れないか、2日走れるかという状況だ」エリック・ブーリエは、マクラーレンとホンダとの対照的な文化によって異なる方向に現れてはいるが、ホンダはマクラーレンのフラストレーションを理解していると語る。「たとえ文化が違っても、我々はヨーロッパにおり、懸念は同じだ。それはパフォーマンスを発揮するエンジンを組み立てるのがいかに難しいかを示している。それをどのようにやり、いかに早くそれができるかという問題を引き起こしていると思う。もちろん、彼らは多くのことにトライしているがね」「彼らはとても一生懸命に仕事をしているし、関与する多くのリソースがある。だが、このエンジンのポテンシャルを解放するための鍵を見つけなければならない。冬季テストの不足によって、彼らはダイナモでの仕事のやり方を変える必要があると思う。彼らはパフォーマンスをブレークスルーさせることにトライする必要があるが、それは実現すると思っている」