マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、フェルナンド・アロンソが2017年以降もチームに残ってくれるかどうかはわからないと認める。誰もが3年目の今年はマクラーレン・ホンダのコラボレーションが実を結び始めると予想していた。しかし、マクラーレン・ホンダの2017年のスタートは、より多くの技術的トラブルとパフォーマンスの問題に見舞われることになった。
舞台裏のチームのムードについて質問されたエリック・ブーリエは「進行中の議論がある」と La Gazzetta dello Sport にコメント。「我々全員が1回目のテストには失望している。ホンダが我々が求めた保証を与えてくれるかどうかはわからない」「だが、我々は大きな進展が絶対に必要だ」最大の問題は、2017年にパワーユニットを再設計したホンダにあるのは明らかだ。ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は「オイルタンクに関してはフィックスしていますが、我々が今心配しているのは2日目の問題です」と Movistar にコメント。「シーズン開幕に影響する可能性がありますが、それは願っていませんし、オーストラリアでは安心できることを願っています」そうならなかった場合、フェルナンド・アロンソというひとつのドミノが倒れる可能性がある。スペインのメディアは、今のアロンソは怒りを鎮めている状態だと考えている。「全員が彼にとっては悲劇だろうと言ってから6ヵ月が経ったが、3年目も彼はまだここにいる」とエリック・ブーリエは笑いながら述べた。「もちろん、彼は満足していない。彼は勝利のために戦いたいのだからね。それに値するレベルにマクラーレンをもたらせるかは我々次第だ」どのようにフェルナンド・アロンソに平静を保たせているのかと質問されたエリック・ブーリエは「常に真実を伝えることによって、間違った予想を避けることだ。彼は正確に状況を把握している」と述べた。フェルナンド・アロンソが2018年もマクラーレン・ホンダにいるかとの質問には「そう願っているが、私にはわからない」とコメント。「確かにフェルナンドはまだトップにいる。彼の今シーズンにむけての準備は素晴らしいものだ。彼は多くのドライバーにとってお手本であり、インスピレーションだ」