ホンダのパワーユニットのトラブルが目立った2017年のF1プレシーズンテストだが、決してマクラーレンのシャシーも完璧ではないとペドロ・デ・ラ・ロサは語る。長年マクラーレンのテストドライバーを務めたペドロ・デ・ラ・ロサは、プレシーズンテストが行われたバルセロナで2017年F1マシンを観察した。
「予想していたよりもマクラーレンはナーバスだ」とペドロ・デ・ラ・ロサは El Confidencial にコメント。「フェルナンド(アロンソ)が理想よりもはるかにステアリングホイールを操作しているのが目についた。クルマはターン1とターン5で不安定だったし、ホイールがロックする傾向にある」「誰もフェルナンドのように攻めてはいない。実際、マクラーレンがワイドタイヤで落ち着かないとは予想していなかった」一方、ペドロ・デ・ラ・ロサは、現時点でのフェラーリのパフォーマンスを評価している。「フェラーリは非常に機敏だし、明らかにいい感じだ。もちろん、彼らがどれくらい燃料を使っているかはわからないが、オン・ザ・ロードで本当に印象的だ」しかし、ペドロ・デ・ラ・ロサは、メルセデスが引き続きリードするという大多数の意見を支持する。「メルセデスはターン1とターン2でとてもいい。あそこでは速いクルマはいない。クルマには多くのダウンフォースがあると思う」「新車を見ていて本当に楽しかった。今、唯一足りないのはそれに匹敵するエンジノイズだ! ルックスという点ではなぜシャークフィンが再び許されたのか理解できない」「誰もが醜いと分っていたのに彼らは禁止しなかった。どうしてまた復活したんだろう?」とペドロ・デ・ラ・ロサは不思議がった。
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