マクラーレン・オートモーティブは、BMWと次世代パワートレインの技術開発における戦略的プロジェクトを行うことを発表。F1でマクラーレン BMW誕生への布石だとの推測が広まっている。マクラーレンとBMWによるこの戦略的プロジェクトでは、新たな内燃機関技術の開発に共同で取り組んでいく。高出力かつ、CO2排出量の少ないエンジンを開発し、そのテクノロジーは2020年までにマクラーレンのエンジンに実装されるという。
マクラーレンオートモーティブのマイク・フレウィットCEOは「これは、すべてのパートナーとの関係を強化するエキサイティングなプロジェクト」と述べている。だが、この提携により、マクラーレンが、“マクラーレン BMW”というF1コンストラクター結成に向けての動きではないかとの推測がすでに広がっている。ASは、BMWが開発に取り組んでいるのは現在のF1エンジン規格である“V6ターボ”だという噂を耳にしたと報道。「最近、BMWがF1復帰に向けた交渉を行っていると噂されたことを思い出さずにはいられない。そして、秘密裏にハイブリッドV6ターボエンジン開発プロジェクトが立ち上げられようとしているのかもしれない」F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、F1は2020年にエンジンレギュレーションの大幅な変更を検討するべきだとの意見を述べている。BMWは、1950年代序盤にワークス体制でF1に参戦。その後、F1エンジンサプライヤーとして活躍したのち、2006年にザウバーを買収して2009年までワークスチームとしてF1に参戦していた。マクラーレンは、2015年からF1に復帰したホンダとともに新生マクラーレン・ホンダとしてF1を戦っているが、この2年間でトップを争えておらず、2017年の飛躍に期待がかけられている。
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