マクラーレン・ホンダは、2017年シーズンを前にエクソンモービル(ExxonMobil)を失うことになった。レッドブルは1日(木)、2017年から燃料と潤滑油のサプライヤーをエクソンモービルに切り替えることを発表。マクラーレンは、21年間にわたってエクソンモービルとパートナーシップを結んできた。その間、78勝、231回の表彰台、76回のポールポジションそして、4回のF1ワールドチャンピオンを獲得してきた。
今年もエンジンパートナーであるホンダとエクソンモービルは密接に仕事を進め、エクソンモービルの新しい燃料はホンダのパワーユニットアップグレードを支えてきた。マクラーレンは、エクソンモービルに代わってBPカストロール(Castrol/BP)と大型スポンサー契約を結ぶと報じられている。2013年末にタイトルスポンサーであるボーダフォンを失っているマクラーレンは、近年、新たなスポンサーとしてシャンドン、リシャール・ミルなどと結んでいるものの、商業面でライバルチームの後手を踏んでいる。2015年末には、30年間スポンサー契約を結んでいたタグ・ホイヤーをレッドブルに奪われている。また、2014年末にはこちらも30年以上にわたってスポンサーを務めてきたヒューゴ・ボスをメルセデスに奪われており、ここ3年で3つの主要スポンサーをライバルチームに取られている。今月、マクラーレンは、長く会長兼CEOを務めてきたロン・デニスを解任。新エグゼクティブディレクターとして、F1でさまざまなスポンサーシップ契約をまとめた実績をもつザク・ブラウンを迎えている。ザク・ブラウンは、タイトルスポンサー獲得を重要視しており、商業面でもライバルチームへ追いつくことが急務となった。関連:レッドブル、エクソンモービルとの契約を発表
全文を読む