マクラーレン・ホンダは、2017年のフェルナンド・アロンソのチームメイトとして、ストフェル・バンドーンを起用することを正式発表した。同時にマクラーレンは、ジェンソン・バトンが“チームとクルマの開発に集中する革新的な新しい役割”で2年間チームに残ると発表した。
マクラーレンは、ジェンソン・バトンは2017年にレースに参戦しないが、2018年にレースに復帰するオプションがあるとしている。ストフェル・バンドーンは、2015年にGP2チャンピオンを獲得。今シーズンは日本でスーパーフォミュラに参戦しつつ、マクラーレン・ホンダのリザーブドライバーを務め、フェルナンド・アロンソが負傷により欠場したバーレーンGPに代役として出場し、ポイントを獲得している。ロン・デニス (マクラーレン・グループ CEO)- ストフェル・バンドーンについて -「ストフェルは2013年2月からマクラーレンの若手ドライバー育成プログラムのメンバーであり、その11ヵ月後にはF1のテスト兼開発ドライバーに抜擢された。これまでの2年半、彼は自分の役割をしっかり果たしてチームに貢献してくれた。また、フェルナンド、ジェンソン、あるいは優秀なエンジニア達から多くを学び、2013年のフォーミュラ・ルノーでチャンピオンシップ2位、昨年のGP2シリーズでは他を寄せ付けない強さでチャンピオンを獲得するなど、この緻密に計画された育成プログラムを、卓越した結果をもって完了した。ストフェルのF1デビュー戦となった今年のバーレーンGPで彼が証明してくれたように、彼にはもうF1へステップアップする資格がある」- ジェンソン・バトンについて - 過去7年もの間、レースドライバーとして我々と共に戦ったジェンソンの話をしよう。彼は単に速いだけではなく、どんな時でもすばらしい振る舞いをしてくれた。明日のレースが彼にとって298戦目となることが示すように、現役レースドライバーの中で最も経験のあるベテランだ。そのジェンソンと2018年まで契約を延長することで、マシン開発はもとより、引き続きチームにとって重要な役割を担ってもらえることになった。また、必要に応じてレースに出てもらうことも有り得る。ジェンソンが引き続き我々と共に働いてくれることに、どれだけワクワクしているか、マクラーレン・ホンダの皆を代表して、彼に伝えたいと思う。来シーズンのライバル達との戦いに、彼の長年に渡る経験と知識が我々のアドバンテージになることは間違いない」関連:・ストフェル・バンドーン 「マクラーレン・ホンダとの契約は特別な感覚」・ジェンソン・バトン、2017年は開発に専念 「他チームで走るつもりはない」・ホンダ F1 「ジェンソンの決断をリスペクトし、信頼している」