マクラーレン・ホンダは、F1ベルギーGP初日のフリー走行で、ジェンソン・バトンが9番手タイム、フェルナンド・アロンソが12番手タイムだった。ジェンソン・バトン (9番手)「最終的に、今日はいい進化を遂げた。午前中の難しいFP1の後、セットアップ変更を行い、午後のFP2ではずいぶん改善することができた。その結果、僕たちに適したハンドリングバランスを見つけることができた」
「ただ、まだ改善の余地はある。ロングランはまずまずだった。比較的競争力があるように見えますし、いつも競い合っているライバルチームのマシンと比べると、僕たちは確実に競争力がある。ロングランではキミ・ライコネンよりも僕たちの方が速かったし、これはうれしい結果だった。毎回、Q3進出が僕たちの土曜日の目標だけど、やはり日曜日のレース内容の方がより大事だ。ホッケンハイムではQ3には進出できなかったものの、僕は8位で完走した。ここスパは他の多くのサーキットに比べてオーバーテイクしやすいので、今回のレースに関しては、そこそこ前向きな気持ちでいる。今週末のスパは例年にない暑さなので、それによって混乱したレース展開になるだろう。僕たちにとってはいいチャンスになる可能性がある」フェルナンド・アロンソ (12番手)「今週末に向けて新品のパワーユニットを導入しましたけど、わずか3周を走った後、そのパワーユニットを交換しなければならなかった。それによって僕たちはペナルティを科せられるので、当然のことながら、理想的な状況ではない。ただ、こういうことはレース中よりもフリー走行で起こった方がいい。そのような不運な出来事が入賞圏内でレースをしている際に起こる方がもっと困る。だから、よかった点に目を向けよう。これまでと同様に、僕たちは失敗から学び、同じ問題が繰り返し起こらないようにする。日曜日のレースは最後尾からスタートするけど、そこからポジションを上げるために最善を尽くす。隣からスタートするルイス・ハミルトンの方が僕よりも速いと思うので、その後ろにしがみついて、彼のマシンにロープを巻き付けて、僕のマシンを引っ張ってもらいながら挽回するよ! 今日は改良版のパワーユニットを控えめに走らせているので、改良版のパフォーマンスに対する感触はまだつかめていない。明日どれだけプッシュできるのか見てみるつもりだけど、また一歩前進できると確信している」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)「今日はさまざまな要因によって妥協せざるを得ず、難しい一日でした。それでも、我々はそれらの問題をうまく対処し、FP2終了までには、適度なハンドリングバランスを見つけることができました。その結果、我々のコーナーでのスピードは競争力がありました。実際、他のどのチームとも対抗できるほどでした。ただ、高速で長いスパ・フランコルシャン・サーキットが、我々のマシンの特徴に適していないことは分かっています。それでも、HondaとEssoの両社が燃料効率とターボ・コンプレッサーによる回収・伝達機能の改善のために最近実施してくれた作業によって、小さいながらも目に見える効果がありました。それについては、感謝の言葉を述べたいと思います。明日の予選までにやるべき仕事はまだたくさん残っています。そして、フェルナンドはPUに関わる非常に大きなペナルティを受けるため、明日の予選結果がどうであれ、彼の決勝でのグリッドポジションは必然的に影響を受けます。ただ、それがルールですし、それだけのことです」関連:・F1ベルギーGP フリー走行2回目:マックス・フェルスタッペンがトップタイム・F1ベルギーGP フリー走行1回目:ニコ・ロズベルグがトップタイム
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