マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、単純にチームの作業負担を管理するためにドライバー交渉を夏休み後まで遅らせたと述べた。ジェンソン・バトンの現行契約は今シーズン末で終了。マクラーレンは、2017年もバトンを保持するのか、もしくはリザーブドライバーのストフェル・バンドーンを昇格させるかどうかを決定するものとみられている。
フェラーリは、勝てるクルマに取り組みつつ、安定性の必要を引き合いに出し、2017年もキミ・ライコネンを保持することを早めに決断することを選んだ。マクラーレンがまだ決定していない理由について質問されたエリック・ブーリエは「とてもシンプルなことだ」とコメント。「ファン、スポンサー、そして、内部的にさえ、ドライバー議論は常に非常に感情的だ。8週間で6レースあったし、厳しい夏だった。その最中にそのような議論の頭痛を始めるだろうか?」「我々は、シャットダウンを終え、全員を休ませることを決定した。シャットダウンから戻ったら、じっくりと腰を据えて、我々が何を望んでいるかの議論を開始する」過去2シーズン、ジェンソン・バトンの去就はホットな話題だった。今季に関しては、2014年末に延長された契約にオプションが含まれており、それが行使された。しかし、来シーズンに関してはオプションはなく、ジェンソン・バトンは、ウィリアムズへの移籍やWECへの転向が噂されている。ジェンソン・バトン自身は、2017年の計画について来月まで契約を待つことに満足だと語る。「9月に話し合うつもりだし、どのような決定であれ、自分がF1でレースをしたいのか、彼らが僕がF1でレースをすることを望んでいるのかを決定する」「来年、F1でレースをしない場合、自分でも何をするかはわからない。楽しみもあるしね!」「スケジュールに縛られた人生を過ごしてきた。突然、スケジュールのない生活になったら、大人としては18年ぶりだし、それがいつ起こっても、本当に刺激的だろう」「レースに関しては、将来は他のレースシリーズで走ってみたい。WECプログラムに関与してみたいね。長距離イベントのためにクルマを造って、走らせることの友情とチーム努力は本当に楽しい」
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