伝説的な3シーターモデル「マクラーレン F1」の2018年にハイパーGTカーとして復活すると Autocar が報じている。マクラーレン F1は、1991年に発売されたスーパーカー。ゴードン・マレーの設計したマクラーレン F1は“マクラーレンの名を冠したロードゴーイングカー”であり、左右のバランスを考えた3人乗りのレイアウトを有していた。当時の価格は1億円だった。
“BP23”というコードネームで開発が進められている新型F1は、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズの製作になると見られ、2018年に2億8000万円程度の価格で発売されるという。BP23というコードネームはビスポーク・プロジェクト2と3シーターの組み合わせと考えられる。新型モデルは、“F1” へのオマージュとして製造され、3シーター、ディヘドラルドア、ルーフのシュノーケルという際立ったデザインを多く引き継ぐ。新型F1の外観については、内部関係者は「マクラーレンのデザイン言語が新たなレベルになったと感じられる、非常にエレガントなものになるでしょう。随所にF1へのオマージュが見て取れますが、このモデルは決してレトロカーではありません。きわめて現代的なものです」とコメントしている。エンジンは3.8リッター V8ツインターボを搭載し、700馬力を超えるが、P1とは異なりハイブリッドシステムは搭載しないという。製造台数は64台、つまり公道仕様のF1と同じ台数という情報もある。レッドブルとアストンマーティンはAM-RB 001(約2億8千万〜4億1千6百万円)を開発しており、新型マクラーレン F1はそのライバルになるかもしれない。
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