マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ホンダが開発を進めている新スペックのF1パワーユニットは「革命的」なものではないと語った。フェルナンド・アロンソは、次戦F1カナダGPでホンダがトークンを使ってパフォーマンス改善を行った新スペックパワーユニットがデビューすることになるだろうと発言したていたが、マクラーレンとホンダのいずれも否定している。
エリック・ブーリエは「新しいエンジンが投入されるが、それは革命的なものではない」と Autosprint に語った。しかし、ホンダとルノーは、昨年よりも大幅にパワーユニットを改善してきている。特にルノーが先週末のF1モナコGPに投入した最新スペックパワーユニットはレッドブルのダニエル・リカルドがポールポジションを獲得するなど、大きな進歩をとげていた。しかし、ルノーの新スペックのパワーユニットは、わずか3枚のトークンを使用して開発されたものだったという。ルノーのエンジンテクニカルディレクターを務めるレミ・タファンは、「昨年終盤に我々が多くのトークンを使ったことを忘れてはならない。だが、我々は期限内にすべてのパーツを製造することができず、そのうちのひとつをフリー走行で使うことができただけだった」と Auto Motor und Sport にコメント。「我々はそのことで批判を受けたが、それに耐えることができた。2016年にはそれが役に立つということがわかっていたからだ。それが現在のエンジンの基盤となっている」
全文を読む