マクラーレン・ホンダは、F1オーストラリアGPの決勝レースで、ジェンソン・バトンが14位、フェルナンド・アロンソはリタイアだった。ジェンソン・バトン (14位)「フェルナンドがあの事故のあと、自力でマシンから降りられたことを本当に嬉しく思う。ただ、フェルナンドは今回の事故を今後数週間は忘れられないだろう。マシンのタイヤ同士が接触した際に、マシンがこれほど遠くまで放り出されるかと驚くばかりだ」
「ブレーキ中に接触すれば、さまざまなことが非常に速いスピードで起こる。ただ、今日、フェルナンドのマシンがなんとか事故を切り抜けたことは、F1というスポーツが安全面でいかに進化したのかを物語っている。 僕のマシンはそれほど悪くはなかったけど、午後のレースでは戦略的なピットストップを何度か行ったものの、あまり完璧な内容ではなかったと思う。また、赤旗が出る前に僕たちはすでにピットストップを実施していたため、痛みを伴う結果となった。再スタート後にスーパーソフトタイヤを装着して10周ほど走行し、その後、バックアップタイヤに履き替えた。ただ、他のドライバーは再スタートからすでにそのバックアップタイヤを装着して走行していた。そこからは、前方のマシンに追いつくことはできるものの、オーバーテイクは難しく、ピットストップ後は複数のマシンが作る列の後ろにとどまる形になってしまった」フェルナンド・アロンソ (リタイア)「大クラッシュだったけど、今、自分が生きていること、そして深刻なことがなにも起こらなかったことに感謝している。さまざまな要素が重なって、エステバン・グティエレスと僕は衝突してしまった。僕が乗っているマシンが宙に舞ってバウンドする中、空が見えたと思ったら次は地面、そしてまた空が見えるといった状況だった。その後、マシンが着地したとき、少しすき間が見えたので、自宅でレースをTV観戦している母に自分は無事だと伝えるため、すぐにマシンから降りましたよ! これは、レースでは避けられない事故だった。僕たち二人とも無事だったことをとても嬉しく思っている。それが一番大事なことだ。ただ、その後すぐに、フラストレーションがたまる、残念な気持ちになった。今季初のレースでポイントを獲得するチャンスを逃したからね。また、マシンがほぼ完全に大破したので、おそらくパワーユニットも失ってしまったと思う。F1のマシンに乗るたびに、ドライバーは命を危険にさらす。こういう事故は時折り起こるものだけど、自分が無事であったことをとても嬉しく思う。僕が今も生きていられるのは、FIAが安全を向上するため、過去10〜15年の間に数々の素晴らしい仕事を成し遂げ、今もそれを続けてくれているおかげだ。また、僕のために頑丈で安全なマシンを作り上げてくれたマクラーレンのメンバー全員に対しても感謝している」関連:F1オーストラリアGP 結果:ニコ・ロズベルグが優勝!
全文を読む