マクラーレンの新たなCEOに就任することが発表されたヨースト・カピートだが、フォルクスワーゲンでのWRCでの責任を果たすために5月までF1チームで業務を開始することはないかもしれない。マクラーレンは、組織変更の一部として、現在フォールクスワーゲンでモータースポーツディレクターを務めるヨースト・カピートをレーシングチームのCEOに任命したことを発表。
だが、就任のタイミングについて“ヨーストの現雇用主”であるフォルクスワーゲンの“同意”をもって有効になると述べていた。ヨースト・カピートは、現役WRCチャンピオンチームであるフォルクスワーゲンに適切な後継者が就任したと確信するまで同社を離れるつもりはないと語る。「我々は、ニュースを出すことで噂を止めるために発表をすることを望んだ」とヨースト・カピートは Autosport にコメント。「現在、私の後任を探すためのプロセスを開始しなければならない」「どれくらいかかるかはわからないが、それが完了し、私がそれに満足するまで、どこにも行くつもりはない」「モンテカルロではここ(フォルクスワーゲン)にいることになるだろうし、次の3〜4戦のラリーでもここにいるだろう。もっと長くなるかもしれない。私にはわからない」Autosport は、マクラーレンはヨースト・カピートの立場に理解を示しており、就任は4月もしくは5月以降になると報道。それまでの間は、マクラーレン・テクノロジー・グループのCOOに就任する予定のジョナサン・ニールが代理をCEOを続けていくという。ヨースト・カピートのリーダーシップのもと、フォルクスワーゲンはWRCを支配している。「今のところ、フォルクスワーゲンとの業務は通常通りだ」とヨースト・カピートは述べた。「子供と一緒にいるようなものだ。子供を育てている場合、どこかの段階で彼らは家を出て、自分自身で歩んでいかなければならない」「親として、子供が今後のためにうまく準備ができていることを確実にしたい。それが私がフォルクスワーゲンでやりたいことだ」ヨースト・カピートは、マクラーレンで仕事をするというチャンスを断ることはできなかったと述べた。「我々の業界で働く誰もが、F1はマクラーレンであり、フェラーリであることを知っている。マクラーレンチームを運営する機会は断れることではない」「我々の世界に住んでいる者にとって、それを断ることは不可能だ」「マクラーレンは現在よりも良い位置にいるに相応しい」「非常に難しい決断だった。私の人生で最も難しい決断だったし、私のキャリアで最大のチャレンジになるだろう。それは確かだ」「だが、それがマクラーレンだ。そして、それが私だ。私は常に大きなチャレンジに興味を持っている」
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