マクラーレンのCEOであるロン・デニスが、ホンダがレッドブルにパワーユニットを供給することに反対しているとバーニー・エクレストンが明かした。レッドブルは、今シーズン末にルノーとのパートナーシップを終了することを通告。だが、メルセデスとフェラーリにパワーユニットの供給を求めたが拒否され、今後はホンダにアプローチした。
以前、マクラーレンは、ホンダが他チームに供給することへの拒否権はないと主張していたが、バーニー・エクレストンは、ロン・デニスはホンダがレッドブルに協力することを望んでいないと明かした。土曜日にオースティンで行われたメディアブリーフィングで、バーニー・エクレストンは「現時点でhンダはレッドブルにエンジンを与えることに満足しているようだが、デニス氏は彼らがそうすべきではないと考えている」と述べた。「ホンダが参入した際、FIAは、F1に入るならば、3チームに供給しなければならないと彼らに話した」「だが、彼らは『私たちは新しい会社なので、それができるとは思えません』と言った。そして、初年度は1つのチームに供給し、2年目には2チーム、3年目には3チームに供給すると言われた」「ホンダはFIAと合意しているし、私自身、初年度は1チームに供給することを基本に彼らがF1にやってくることを許した」「だが、彼らはどういうわけかロンに拒否権があることを確約した。彼はレッドブルを望んでいない。彼は、彼らがライバルだと考えている」「ロンは供給しないとは言っていないが、彼の拒否権に効力があるかどうか私にはわからない」ロン・デニスは、FIAからどれくらい拒否権を与えられているのかとの質問にバーニー・エクレストンは「ロンのために公平を期しておけば、彼はおそらくわからなかったのだろう」とコメント。「私は誰も非難していない。事実を話しているだけだし、それらは事実だ」「ホンダが同意すれば、レッドブルはホンダを走らせることができるだろうが、彼らはロンとの合意を無効にすることに合意しないだろう」レッドブルが、ルノーから離れて、ホンダのパワーユニットを搭載することは事実上“小難を逃れ大難に陥る”ようなものではないかと問われたバーニー・エクレストンは「現時点ではね。だが、来年のホンダがどうなるかは我々にはわからない」と述べた。