マクラーレン・ホンダのドライバーを務めるジェンソン・バトンとフェルナンド・アロンソは、自分たちの“ベストな戦い”ができるF1シンガポールGPに行くまでは苦戦が続くことを確保している。スパでアップグレードされたホンダのパワーユニットを投入したマクラーレンだったが、期待された進歩はみれなかった。ERSのトラブルに苦しんだジェンソン・バトンは、チームメイトのアロンソより後ろの14位に沈み、“恥ずかしいレース”とベルギーを総括した。
ジェンソン・バトンは、スパと特徴の似た高速サーキットのイタリアでも調子の向上は期待できないと語る。「モンツァでは、あのようなERSの問題が起きないといいね。でも、モンツァはとてもタフなレースになるだろう」とジェンソン・バトンはコメント。「スパのようなサーキットでは、パッケージ全体がまだまだだだと感じた。フェルナンドは前のクルマから36秒遅れだったけど、すべて順調だった。それが今の僕たちの位置を表している」「モンツァも同様だろうけど、信頼性の面ではもう少し良くなることを願っている。僕たちが一番活躍できる場所と言ってもいいシンガポールでは良いレースにしたい」 フェルナンド・アロンソは、アップグレードされたホンダのパワーユニットに進歩がなかったとの見方は誤解だとし、マクラーレンの現在の苦戦は、テストが限られた現代のF1の性質を浮かび上がらせていると述べた。「今のF1は少しずつしか進めない。馬力をアップさせて少し速くなったと感じても、すでに大きく遅れてしまっていたら追いつけない。もっとうまくまとめて、競争力をつけたいと思っているけど、残念ながら、それはゆっくりとしかプロセスであり、痛みを伴う。でも、僕たちは全員でこの時期を乗り越えていく」
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