マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、チームが信頼性の問題を解決し、ホンダのパワーユニットをフルパワーで走らせることができれば、MP4-30から“数秒”のパフォーマンスを引き出せると考えている。新生マクラーレン・ホンダの初シーズンは険しく、前半戦を終えてわずか5ポイント、コンストラクターズ選手権では唯一マノー・マルシャを上回る9位に沈んでいる。
それでも、エリック・ブーリエは、信頼性問題を解決できれば、マクラーレン・ホンダが大きなゲインを得られるとの自信を崩さない。「我々全員がマクラーレンのコミットメントのレベルをわかっている。そこは議論される必要のないことだ」とエリック・ブーリエはコメント。「だが、ポジティブな面は、ホンダのコミットメントのレベル、そして、我々のクルマがコンマ数秒でなく、数秒のポテンシャルをこじ開けられることをわかっていることだ」「我々は信頼性に問題を抱えており、物理学的にそれを使えていないが、それらの問題を克服できれば、大きな前進を果たせると信じている」「それは完全にパワーだけというわかではない。エンンジンのドライバビリティも関係している。ここまでそこが非常に難しく、管理するには複雑だということがわかっている」「例えるなら、我々全員には電力に関しては同じパワーがあるが、いくつかのエンジンはエネルギーの回生でより優れた仕事をしている。それが予選とレースで差が出ている理由だ」「我々はまだリカバリーにおけるフルポテンシャルを発揮できていない。それをすれば、信頼性の問題が表れているからね。それがパフォーマンス面に影響を与えている。だが、もうすぐだ! とにかく、我々はその鍵を開けるための正しい治療法を見つける必要がある」