ロン・デニスは、2015年シーズンの折り返し地点のパフォーマンスとして今よりも良いものを“確か”に期待していたと認めた。「現在よりも良い状況にいると考える根拠は大いにあった」とロン・デニスは Autosprint にコメント。だが、ロン・デニスは、最強のパワーユニットを誇るメルセデスからホンダへの切り替えは、将来的に正しい選択だったと主張する。
「我々の目標はワールドチャンピオンシップで勝つことだ」とロン・デニスはコメント。「カスタマーエンジンのままではその目標に手が届くことはなかっただろう」 「今、我々は自分たちの望んだレベルにはいない。だが、人々が考えるより早く、そこにたどり着くと考えている」1980年代のマクラーレン・ホンダの栄光は印象的だが、近年のホンダのF1挑戦は不本意な結果に終わっている。 しかし、ロン・デニスは、2015年のここまでの様子を見て、ホンダが現代F1を征服するのは不可能だと考えるのは間違いだと述べた。「メルセデスでさえ、今のチームをコンペティティブにするのには時間がかかった」とロン・デニスは主張。「また、我々のメルセデスとのコラボレーションも初めはそれほど簡単ではなかった。それと同様のチャレンジに我々は直面している」 ロン・デニスは、メルセデスやフェラーリのカスタマーでいては成功できないとし、マクラーレンはこの困難な時期を乗り越えなければならないと考えている。「シルバーストンの予選を見てみなさい。ファクトリーチームは、ウィリアムズより1秒近く速かった。カスタマーエンジンでは、永遠にそのギャップを埋められない」「このエンジンはあまりにも複雑なためシステムがシャシーと完全に調和していなければならない。サプライヤーとテクニカルパートナーたちの全面的なコミットメントが必要とされる」 「だからこそ、私はホンダとの道を選んだ。多少時間はかかろうとも、マクラーレンがトップに戻るためにはそれがベストな可能性だ」 「ただ、我々が望む以上の時間が必要だった」
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