マクラーレンが、2015年のドライバーラインナップを発表。フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンが新生マクラーレン・ホンダのレースドライバーを務めることになった。また、ケビン・マグヌッセンがテスト兼リザーブドライバーとしてチームに留まることが発表された。マクラーレンは11日(木)、ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センターで記者会見を実施。2015年のドライバーラインナップを発表した。
記者会見の開始とともに公開された写真では、マクラーレン・ホンダのマシンをバックに3人のドライバー、マクラーレンのロン・デニスCEO、ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久が収まった。フェルナンド・アロンソ「幼少の頃から憧れや親しみを持ち、また長いF1の歴史の中で、人々の記憶にその名を刻んできたマクラーレン・ホンダの一員として、F1に参戦することを大変誇りに思います。自らの大きな歓喜と強い決意の気持ちを、パフォーマンスで示し、期待に応えたいと思います。1年以上前から、熱心なオファーをいただいていました。ウォーキング(英国)とさくら(栃木県さくら市)、それぞれの大変充実した施設も訪問し、マクラーレン・ホンダの新たなプロジェクト、そして彼らの熱意に共感し、今回の決断に至りました。私が持っているすべての力を注ぎ、新たな伝説を築いていきたいです」ジェンソン・バトン「新生マクラーレン・ホンダの一員として迎えていただき、大変うれしく思うとともに、チームへ加わることに今からわくわくしています。2008年まで、ホンダの仲間として戦っていましたが、彼らを今でも本当に尊敬しています。私の力を100%発揮し、チームに貢献します。フェルナンドのような速くて豊富な経験を持つドライバーとチームメイトになれ、これからがますます楽しみです」ロン・デニス (マクラーレンCEO)「マクラーレン・ホンダの新たな時代の幕開けを迎え、喜びでいっぱいです。マクラーレンを代表して、『勝利への決意と執念は、ホンダの仲間たちの気持ちと全く同じである』と断言します。ドライバーラインアップは、マクラーレンの強い信念のもと、決定しました。世界チャンピオンの経験を持つフェルナンドとジェンソンという2人のドライバーは、現在のF1チームの中で、最も偉大なコンビです。また、若きケビンについては、ポテンシャルを秘めた将来有望なドライバーであり、チームへのさらなる貢献に期待しています」新井康久 (株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者)「フェルナンド・アロンソ選手とジェンソン・バトン選手という、F1界を代表し、卓越したスキルを備えた2人のドライバーと参戦でき、大変興奮するとともに、ワールドチャンピオンがチームメイトとなることに、身が引き締まる思いです。また、若く才能にあふれたケビン・マグヌッセン選手のこれからの活躍にも期待したいと思います。先日行ったアブダビでのテスト以降、マクラーレンのスタッフとはより結束を固くし、さくらでの開発はさらに加速しています。経験豊かなドライバーとともにパワーユニットの完成度を高めてまいります。素晴らしいシーズンとなるように、よいスタートを切りたいです」