マクラーレンは、ホンダとの最初のシーズンとなる2015年にどれくらいパフォーマンスを発揮できるかは予測できないとし、またメルセデスとの関係が次第に弱まっていくことは避けられないと認めた。マクラーレンは、2015年からホンダのエンジンを搭載することを発表。1980年代後半から90年代初期にかけて一世を風靡した“マクラーレン・ホンダ”がF1に復活する。
その一方で、2014年はメルセデスのエンジンを搭載。マクラーレンは、メルセデスと1995年からパートナーを組んで多くの成功を収めてきたが、スポーティングディレクターを務めるサム・マイケルは、2014年末で契約が終了することで今後の関係に影響が出てくると考えている。「パートナーシップが終わるときは、それがエンジンパートナーであれ別の関係であれ、それが始まった時点や契約中ほど生産的ではない部分が出てくる」とサム・マイケルはコメント。「我々は長期にわたる関係を築いてきた。メルセデスは、我々のことを非常によく知っており、我々もメルセデスのスタッフを知っている。我々と彼らは非常に近い関係だったので、メルセデスにとって今回の件は大きな驚きではなかった。彼らはこうなる可能性があることに気づいていた」マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、ホンダと再び組むことは、大きな成功を収めるための鍵だと述べている。だが、サム・マイケルは、ホンダとの初年度のパフォーマンスについて慎重な構えをみせている。マクラーレン・ホンダの1年目に競争力を発揮できるかと質問されたサム・マイケルは「わからない」とコメント。「我々がどの位置に来るのか予想するのはまだあまりに過ぎる。あまり高いハードルは設定せず、それを超えることを目指していく」