マクラーレンのチーム代表は、2013年からマクラーレンで戦くセルジオ・ペレスがワールドチャンピオンの仲間入りを果たす可能性に「興奮している」と述べた。セルジオ・ペレスは9日(水)、マクラーレンのドライバーとして初めてメディアの前に登場。まだ優勝を成し遂げていないセルジオ・ペレスだが、2012年は3度の表彰台を獲得し、そのポテンシャルを示した。
マーティン・ウィットマーシュは、マクラーレンが若手を育成してきた実績を踏まえ、セルジオ・ペレスと働くことを楽しみにしていると述べた。「彼はとても若く、非常に賢明で才能に溢れている」とマーティン・ウィットマーシュは Sky にコメント。「我々は、多くの若手ドライバーと会い、彼らの成長を見る幸運に恵まれてきた。もちろん、ルイスはその一人だが、我々は若手として起用したミカ・ハッキネンをワールドチャンピオンに育てることもできた」「つまり、我々はそのスタートにいる。どのような道に進んで行くのかはわからない。期待しているし、興奮もしているが、素晴らしいチャレンジだと思っている。このチームで結果を出すことはセルジオにとって多くのプレッシャーになるだろうが、今までの彼には感銘を受けているし、今後数週間でどうなるか見守っていく」また、マーティン・ウィットマーシュは、今季の世界選手権を制したいと願うセルジオ・ペレスの野望をマクラーレンドライバーに求められる思考だとして支持した。「我々は優れたマシンを作らなければならないし、彼はトラックで一貫性を発揮する必要がある。ただ、マクラーレンドライバーであればそのような願望があって不思議ではないはずだ。彼は現実派だと思うし、彼と話をすれば、チャーミングで賢明かつ謙虚さを持ちながらも、固い決意と信念があることがわかるはずだ」「マクラーレンをドライブしにきた男が、ワールドチャンピオンにならないと思っていたら、それは我々が間違ったドライバーを選んでしまったということにはならないか? このチームにやって来る者にはワールドチャンピオンになりたいと思っていてほしい。メカニック、テクニシャン、エンジニア、どの役職であってもね。その信念と目標を持たない限り、それを達成することはない」