マクラーレンは、曙ブレーキとのテクニカルパートナーシップ契約を更新したことを発表した。曙ブレーキは、2007年よりマクラーレンと協力関係を結び、F1でブレーキ技術の開発と精錬を重ねてきた。また、F1用ブレーキ供給の経験は、曙ブレーキの高性能ブレーキの素材、構造および表面処理の研究に活用され、曙ブレーキは耐熱性と高剛性を備えながら、超軽量化と並はずれた冷却性能を持つ信頼性の非常に高いブレーキシステムを開発、生産している。
2007年に曙ブレーキとパートナーシップを開始してから、マクラーレンは、優勝32回、ポールポジション28回、ポイント獲得回数154回を記録。2008年にはルイス・ハミルトンがワールドチャンピオンシップを獲得している。また、akebonoはマクラーレンのMP4-12C GT3レースカー専用のブレーキキャリパーとブレーキパッドも開発、提供している。信元久隆 (曙ブレーキ代表取締役社長)「世界最高のブレーキメーカーを目指す我々にとって、次のステージに上がる誇るべき歴史的な瞬間です。ボーダフォン マクラーレン メルセデスと我々のパートナーシップ以前には、アジア製のブレーキシステムがF1の表彰台に立ったことはありませんでしたが、我々は32回もの優勝を経験しました。さらに、マクラーレンのMP4-12C GT3専用に我々のブレーキキャリパーとブレーキパッドが採用されたことを誇りに思います。我々はこれからもブレーキエキスパートとして新しい技術開発を挑戦し続けます」マーティン・ウィットマーシュ (マクラーレン チーム代表)「akebonoのエンジニアは世界最高峰レベルへの挑戦にとどまらず、2007年のパートナーシップ開始以降、我々をグランプリでの優勝に30回以上も導いてくれました。ブレーキ技術に対するakebonoのたゆまない精錬と改善は、ラップタイムとして成果が出ています。そしてその成果は、彼らの勤勉さ、姿勢、そして努力を証明しています。我々は確信をもってakebonoをGTプログラムの独占的なブレーキサプライヤーとして指名しました。それはF1における彼らの信念に裏付けられた素晴らしいパートナーシップがあったからです」
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