マクラーレンは、2012年F1マシン「MP4-27」に合法性争いを覚悟したデザインを採用しているようだ。マクラーレンは、明日2月1日(水)に新車MP4-27を発表するが、マクラーレン・アプライドテクノロジーズのマネージングディレクターを務めるジェフ・マクグラースは、ライバルからの抗議を引きつけるようなデザイン革新を特徴していると述べた。
「マシンには、見てすぐにわかる技術革新がある」とジェフ・マクグラースは述べ、マクラーレンはMP4-27に巻き起こるであろう“戦い”に準備していると付け加えた。マクラーレンは、ここ3年間にわたってコンストラクターズ選手権でレッドブルの後塵を拝しており、最後までチャンピオンシップを戦うためには力強いシーズンスタートが必須。「我々はここ2年間、後方からのスタートとなってしまったし、それは本当に期待外れなことだった」「だが、遅れているときも、歴史的に我々は他のどこよりも早く追いついている」「(2月7日に開始となる)ヘレスでの初テストに行くまで、エンジニアはそれらが正しいかどうかはっきろとはわからない」マクラーレンは、より多くのポールポジションを獲得し、上位でレースをコントロールできるように、MP4-27の一発の速さに集中しているとみられている。ジェフ・マクグラースによると、特に昨シーズン終盤のMP4-26の生のペースはレッドブルよりも優勢でだったことが分析によって示されており、マクラーレンが2012年に成功を収めるには予選マスターのセバスチャン・ベッテルを倒すことが重要だと付け加えた。「彼は素晴らしいドライバーであることに違いはない。シーズン終盤までには我々はベストなマシンを得ていたが、それでも彼は我々を簡単にやっつけていた」「我々は、彼がどうしてそんなに良かったかを正確に理解しようとしている。どのようにして毎回あのような速い予選ラップを引き出していたか? それはドライバーのスキルだと思っている。マシンに詐欺はない。ただ彼は我々よりも多くを引き出している」関連:・マクラーレン、MP4-27を発表 - 2012年2月1日・マクラーレン MP4-27 - 主要諸元表