マクラーレンは、フランスGPでルイス・ハミルトンに科せられてドライブスルー・ペナルティを非難した。ハミルトンはレース中、トロ・ロッソのセバスチャン・ベッテルをパスした際に、コーナーをショートカットした。その行為に対し、スチュワードはハミルトンに対してドライブスルーネナルティを科した。マクラーレンのチーム代表であるロン・デニスは、この処分に対して意義を述べた。
「彼がコースを外れたことによって、ポジションを上げたとは思っていない。「コースから外れる前に、ハミルトンはすでにベッテルを抜いていたというのが我々の意見だ。コースオフでポジションを上げてなどいない。他の何によっても有利を得てなどいない」また、マクラーレンのエンジンパートナー、メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者であるノルベルト・ハウグも、このハミルトンのペナルティに反論した。「理由がはっきり分からない。セバスチャン・ベッテルが文句を言ったとは思えないよ。彼ならきっと、昨日マーク・ウェバーがそうしたように、私のところへやってきて、“別に問題なかったよ”と言うのではないか」ハミルトンは、カナダGPでの接触事故のため10グリッド降格のペナルティーを科されており、このペナルティが重なったもあってか、フランスGPを10位で終えた。